國弘正雄

『日経』の記事;


国弘正雄氏が死去 元参院議員、同時通訳者

2014/11/26 1:31


 国弘 正雄氏(くにひろ・まさお=元参院議員、同時通訳者)25日、老衰のため死去、84歳。自宅は東京都世田谷区南烏山3の4の10。偲ぶ会を行うが日取りなどは未定。喪主は弟、正彦氏。

 英語同時通訳の草分けで、1969年のアポロ11号による月面着陸のテレビ中継を通訳した。三木武夫外相秘書官、ニュースキャスターなどを経て、89年、旧社会党から出馬し初当選、1期務めた。
http://www.nikkei.com/article/DGXLASDG25H7C_V21C14A1CZ8000/

アポロ11号による月面着陸」を信じていない人、例えば副島隆彦だの布引洋だの*1にとっては〈敵側の人〉だったわけだ(笑)。國弘氏については以前1度言及したことがあり*2、そこで國弘氏が「英語圏の大学で教鞭を取っていた経験がある」と書いたのだが、それは誤り。氏は「英語圏の大学」(布哇大学)を卒業しているが、「英語圏の大学」で教えたというキャリアはない*3。國弘氏が三木武夫の「秘書官」になることを要請されたとき、自民党に投票したことは全然ないんだけれどそれでいいの? と訊き返したら、三木武夫がそれでもかまわないと言ったという。ただ、このエピソードの出典が思い出せない。國弘氏を紹介する第三者の文章だったか、國弘氏自身の文章だったのか。そういえば、國弘氏の主著である英会話学習本は全然読んだ記憶がなく、単行本として読んだ記憶があるのは『新しい日米・日中を考える』という岩波ブックレットだけだったのだ(汗)。あとは、翻訳家として、ライシャワーの『ザ・ジャパニーズ』*4とか。
新しい日米・日中を考える (岩波ブックレット)

新しい日米・日中を考える (岩波ブックレット)

ザ・ジャパニーズ―日本人

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