Twitterを巡る或るエントリー;
そういえば、ROMって言葉は最近聞かず、その言葉の存在さえ忘れていた。ネットというと、有名無名を問わず、例えば変な写真も含めて*2、何かをpostする人というのを想起してしまうが、実際、ネットに接続している人の圧倒的大多数はROMっていうことになるだろう。さらにその背後には、ネットに接続していない人の海がある。
ブログを書くことがこんなにリスキーなことだったとは、と近年つくづく思うのだ。といって、呟くことにも未だ慣れずにいる。呟かないでTLを眺める俺は言ってみれば「ROM」なのではないか。ROM(リードオンリーメンバー)って完全な死語――でも、Twitterの特質はどこか、これまでのWebサービスと比べての特徴はと問われたら、ROMの存在だと答えたいな。や。むしろ、ROMたることをやましく思う感情というか。関係ないが、先日NHKの教育をぼんやり見ていたら、Twitterの画面を見せて、「つぶやきブログ」と紹介していたのが興味深かった。商品名は放送できないからね。これはよい苦肉。
http://d.hatena.ne.jp/pqrs/20100913/1284393107 *1
最近「ソーシャルメディア時代には、圧倒的多数のサイレントマジョリティーが主役になってきた」という指摘がある*3。「ソーシャルメディア時代には」「ROMたることをやましく思う感情」は如何に変容しているのだろうか。
TwitterというかSNSについて、最近http://d.hatena.ne.jp/nessko/20141010/p1を読んだ。
*1:このblogにはhttp://d.hatena.ne.jp/sumita-m/20070212/1171262250とhttp://d.hatena.ne.jp/sumita-m/20080819/1219111788で言及している。
*2:See eg. http://d.hatena.ne.jp/sumita-m/20130827/1377570677 http://d.hatena.ne.jp/sumita-m/20130911/1378912763 http://d.hatena.ne.jp/sumita-m/20131020/1382290617 http://d.hatena.ne.jp/sumita-m/20140930/1412076229
*3:田中善一郎「多様性が失われるソーシャルメディア、「沈黙のスパイラル」へ」http://bylines.news.yahoo.co.jp/tanakazenichiro/20140828-00038649/ Cited in http://d.hatena.ne.jp/sumita-m/20140901/1409543010