神社か寺か

http://d.hatena.ne.jp/sumita-m/20170207/1486476779に対して、


t-hirosaka*1 2017/02/08 08:27
三が日のうちに深川不動にも行きました。そこでも子どもが柏手を打っていたのですが、そのとたん、若いお母さんが、その子の頭をペシッとはたいて「パンパンしない!」と叱っていました。さすが深川、と感心した次第です。
http://d.hatena.ne.jp/sumita-m/20170207/1486476779#c1486510024
成田山新勝寺*2に初めて行ったのは6歳か7歳の頃だったと思う。大人たちが「お不動さん」と言っていて、それから暫くして街で不動産屋を見て、何で大人はこんなものをありがたがるのかと思ったという記憶はある。
それはともかくとして、不動明王は仏ではなく神というカテゴリーに属するのだが*3、一般に明王は準仏と見做されて、「柏手」は遠慮したくなるのでは? 仏教系の神でも〈天〉はどうだろうか。そういうことを思い出したのは、村上光彦『鎌倉幻想行』*4で「弁財天」(「弁天」)*5と習合されることが多い「宇賀神」*6のことが言及されていたからだ(「泉と墓」、pp.123-125)。また、「宇賀神」とも無関係ではない、荼枳尼天≒稲荷*7の場合は? 京都の伏見稲荷神道(神社)だけれど、豊川稲荷*8曹洞宗の寺。しかも、寺なのに鳥居まである。そういえば、この話の原点*9だった高尾山薬王院も「飯縄権現*10ということで、荼枳尼天≒稲荷と無関係ではなった。
鎌倉幻想行

鎌倉幻想行