竹の花

7月初めの『四国新聞』の記事*1


竹の花開花/100年に1度!?の珍現象 東かがわ


 香川県東かがわ市入野山の県境にある竹林で、多数の竹が花を咲かせている。竹の開花は数十年から100年に1度といわれる非常に珍しい現象。花が散ると、同じ地下茎でつながっている竹はすべて枯れるとされており、周辺住民は「雨が多い時期だけに倒れた竹が災害につながらなければいいが」と不安を募らせている。

 竹はイネ科で、花は稲穂に似ている。現地を確認した県みどり整備課によると、竹の種類はハチク。同市小磯でも開花が確認されており、今後、数年かけて開花が各地に広がっていく可能性があるという。竹の開花周期はモウソウチクが67年、マダケが120年、ハチクは60年などの説があるが、詳しいことは分かっていない。

 竹林は小川と市道の間に群生し、竹林に沿うように地区の集会所がある。近くに住む会社員工藤里美さん(41)は「枯れた竹が流れ出して下流の橋脚の間をふさいだり、倒れて集会所を壊したら大変」と話した。

四国新聞 2014/07/03 09:44)
http://www.shikoku-np.co.jp/kagawa_news/locality/20140703000236

昨年には京都府長岡京市で淡竹(呉竹)の開花が確認されている*2。また東かがわ市と略同時期に新潟県佐渡でも竹の開花が確認されている。こちらでも開花したのは東かがわや長岡京と同じく淡竹(呉竹)淡竹(呉竹)。『新潟日報』の記事に曰く、

一生に一度!? 竹の花咲く


 佐渡市沢根町の竹林で、数十年に一度咲くといわれる「竹の花」が咲いている。専門家によると「一生に一度見られるかどうかの珍しい現象」で、今後も島内で開花が続く可能性があるという。

 花が咲いたのは、沢根町に住む無職臼杵誠さん(67)方の裏手にあるハチクの竹林。娘の咲子さん(32)が1週間ほど前に見つけた。稲穂形の黄緑色の花から白く伸びた3本のおしべが確認できる。

 伝統文化と環境福祉の専門学校(同市千種)の非常勤講師中川清太郎さん(66)によると、竹はおよそ60年か120年周期で花が咲き、咲いた後は枯れてしまう。今後数年間は別の場所でも花が咲く可能性があるという。

 竹林全体で花が咲くのは特に珍しい。咲子さんは「写真に撮って残しておきたい。いろいろな人に見に来てほしい」と話していた。
【社会】

2014/06/26 09:36
http://www.niigata-nippo.co.jp/news/national/20140626120216.html

私は竹の花を直接見たことはない。ネットで検索すると、竹の花の写真は色々と出てくる;


http://www.dkakd107.sakura.ne.jp/D14.html

http://www.minc.ne.jp/~hotei/takekaika.html
雌竹*3。鹿児島県揖宿郡喜入町(2004年5月10日)。
http://rinkolily.exblog.jp/10935081/
2009年5月10日(撮影地不明)

等々。花を見ると、竹が「イネ科」の植物だということを直観的に納得することができる。
日本以外の東亜細亜ではどうなっているのかと思ったのだが、今年の4月に中国山東省済南市で竹の開花が確認されている*4