藤村その後

STAP騒動*1がまだ初期段階だった頃、(捏造ということで)あの旧石器捏造事件*2藤村新一氏はあの事件の後、どんな人生を送っているのだろうかと、 不図気になった。
Wikipediaに曰く、


事件後、藤村は瑞巌寺の修行専門道場に11月末まで数週間滞在。その後は東北のある病院にしばらく入院していた。病状を理由に入院先の詳細は公開されなかった。またこれまで戸沢充則(明治大学名誉教授、日本考古学協会特別委員〈当時〉)が面会して捏造事件を引き起こした理由その他について告白を得た他は、病状悪化を理由に面会謝絶の状態が続いていた。2001年2月には妻と離婚。家族は事件を原因として激しい嫌がらせを受けていたという(週刊朝日2001年10月26日号)。

藤村の弁によれば、功名心から捏造を始めたものの、「神の手」などともてはやされるようになり、プレッシャーから捏造を続けてしまった、とのことである。さらに当初は、捏造は一部と思われていたが、捏造の範囲が相当に広いことが判明し、世論は厳しさを増した。解離性同一性障害を発症し、障害者認定を受ける。一方、2003年に入院先で知り合った女性と再婚している。また、右人差し指・中指を自ら切断した。

後に福島県の障害者就労支援のNPOで勤務した。そして、遺跡等の捏造に関する記憶は精神疾患により残っていないと述べている(週刊新潮2010年11月11日号)。2010年11月、妻の精神的治療に専念するという理由で上記NPOを退職する。東日本大震災の際は一時期避難生活を余儀なくされた。現在は南相馬市で年金暮らしをしている(週刊新潮2012年9月27日号)。
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E8%97%A4%E6%9D%91%E6%96%B0%E4%B8%80

あれから色々なことがあったようだが、彼は64歳なので、これから人生はまだまだ長い。
ところで、


奥野正男*3「旧石器捏造・誰も書かなかった真相」http://yamatai.cside.com/katudou/kiroku223.htm


「捏造」事件に関して、藤村は一兵卒であり主犯ではあり得ないという主張。