いのせいまさら問題?

承前*1

加藤秀樹「「都知事辞任劇」、マスメディアの責任を問う」http://bylines.news.yahoo.co.jp/katohideki/20131226-00031030/


猪瀬直樹辞職騒動におけるマス・メディアの振る舞いがちゃらいぜという批判。猪瀬の言動がアレだというのは昔からわかっていた筈なのに、マス・メディアもそれを批判していた筈なのに、何時の間にかにヨイショ一色になって、一旦徳洲会問題が明らかになると、掌を返したように叩き始めるってどうよ、というのが主旨だろうか。


猪瀬氏が政治の舞台に表立って登場したのは道路公団民営化議論においてだろう。それ以来彼は、利権や官僚と闘う正義の旗手というイメージで頻繁にマスメディアにも登場し、主要メディアもほぼ一貫してそのイメージを支持してきた。それが1年前の都知事選で430万票という史上最高得票につながったのだと思う。それが裏切られたというのだ。しかし、メディア界あるはジャーナリズムの世界に身を置く一定の人は、この最高得票をもたらした正義の旗手というイメージそれ自体が虚像であったことを知っているはずだ。事実はほぼ正反対であることを知りながら、「猪瀬は使える」ということで持ち上げ、多くの都民に不利益をもたらすような判断をさせた責任は大きい。
さて、


「猪瀬去りて”平成のフィクサー一水会”の黒い影のみ残る・・・木村三浩代表の、江川紹子インタビュー」http://d.hatena.ne.jp/gryphon/20131220/p4


江川紹子がインタヴューしている*2徳州会徳洲会猪瀬直樹の間を仲介というかフィックスした木村光浩氏が以前「議長」を務めていた「統一戦線義勇軍」の綱領*3に「我々は敵権力、白人集団(WASPユダヤフリーメーソン)との全身全霊をもった闘いを貫徹するものであり、これに逆するスパイ、敵対者はそれを容赦なく排除する」という一項があることを示している。Oh! Henryとかリチャード・コシミズ*4とかとけっこう近しい立場だったのか。木村氏といえば、「一水会」というよりは「統一戦線義勇軍」というイメージが強い。余所者なので、「一水会」と「統一戦線義勇軍」の関係もよくわからない。所謂〈党〉と〈軍〉との関係ということなのか。