「日本映画界の最初の大スター」(メモ)

『読売』の記事;


日本映画最初の大スター、子孫らが遺品の保存会


「目玉の松ちゃん」尾上松之助

 日本映画界の最初の大スターとされる尾上松之助(1875〜1926)の遺品を保存する団体が今月、京都市内で発足した。松之助の墓がある等持院(北区)で11日から、芝居で身に着けたよろいを展示する。

 保存会代表の松野吉孝さん(61)(下京区)は「誰からも愛され、社会貢献にも熱心だった偉大な映画スターの功績を知ってほしい」としている。

 松之助は岡山市出身。日本映画の父と呼ばれる牧野省三監督に見いだされ、歌舞伎役者から映画俳優に転身し、時代劇の撮影が盛んだった京都で活躍。見開いた大きな目が特徴だったため「目玉の松ちゃん」の愛称で親しまれ、主演映画は1000本以上とされる。

 保存会は、松之助と松野さんの祖父母の親交が深かったことから、子孫らで結成。松野さんの実家では、松之助が南北朝時代の武将・楠木正成を演じた時に着用したと伝わるよろいを保管してきたほか、後に首相となった犬養毅(1855〜1932)からの手紙や、日露戦争のころ、舞鶴市の海軍を慰問した際の記念品などが残っているという。

 今回、よろいを等持院の寺宝展で初公開するのを機に、アルバムの写真や新聞スクラップなどを集めた資料集を製作。子どもの就学奨励金の名目で寄付したことを伝える新聞記事や、葬儀の際に沿道をファンが埋め尽くした様子を撮影した写真などを掲載している。

 松野さんは「松之助さんの努力があって今の日本映画がある。今後も功績を伝えていきたい」と話している。

 寺宝展は15日まで。(酒本友紀子)
(2013年10月11日 読売新聞)
http://www.yomiuri.co.jp/entertainment/cinema/cnews/20131011-OYT8T00575.htm

ところで、1000本を超える松之助の主演映画のうちフィルムが残っているのはどれくらいあるのだろうか。amazon.co.jpで検索してみたところ、『渋川伴五郎』がVHSになっており、『弥次喜多善光寺詣り』がDVDになっている。遺憾ながらどちらもまだ観たことはないけど。
尾上松之助を巡っては、


Wikipediaエントリー
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%B0%BE%E4%B8%8A%E6%9D%BE%E4%B9%8B%E5%8A%A9
Octopus「完全無欠のスーパーヒーロー〜尾上松之助〜」
http://www5f.biglobe.ne.jp/~st_octopus/MOVIE/SILENT/23MATSUNOSUKE.htm


を取り敢えずマークしておく。
墓所の「等持院*1には、http://d.hatena.ne.jp/sumita-m/20090206/1233939766 http://d.hatena.ne.jp/sumita-m/20090303/1236056637 http://d.hatena.ne.jp/sumita-m/20090308/1236505664で言及している。