「横書き」(黒田夏子)

横書き/縦書き問題については、http://d.hatena.ne.jp/sumita-m/20071210/1197307578 http://d.hatena.ne.jp/sumita-m/20090327/1238171332 http://d.hatena.ne.jp/sumita-m/20090826/1251288655 http://d.hatena.ne.jp/sumita-m/20100705/1278302108 http://d.hatena.ne.jp/sumita-m/20130701/1372691571 で言及している。

黒田夏子さん「生きてるうちに見つけてくれた」 芥川賞受賞会見」http://book.asahi.com/booknews/update/2013011700003.html


黒田夏子さんの芥川賞受賞の際の記者会見だが、「abさんご」の「横書き」を巡って;


――今回の小説は横書きですが、横書きでの執筆は初めてですか。またなぜ横書きを選ばれたのですか。
 数字でもアルファベットでも外国語でも、なんでも混ぜて書けるので機能的には良いものだと思っています。世間一般が、例えば学校の教科書でもどんどん横書きが増えてきていて、国語の教科書だけが縦書きです。ですから縦書きにするっていうだけでなんとなく文学的なムードがまじわってきちゃうような感じがして、それは振り払ってしまいたいという感じがして、横書きと決めまして、それ以来もう結構何十年か横書きです。*1
abさんご

abさんご

話は全然関係ないが、あの嘉田由紀子さん*2が昨年の「日本未来の党」騒動(小沢一郎との「成田離婚」)の顛末について本を出していたことを知る;

未来元代表の嘉田・滋賀知事、結党・分裂の経緯出版へ

[文]千種辰弥  [掲載]2013年07月11日



 嘉田由紀子知事が、昨年12月の衆院選直前に日本未来の党を結党してから分裂するまでの顛末(てんまつ)をまとめた「いのちにこだわる政治をしよう!」を近く出版する。原発の再稼働問題をめぐる国との対立で知事としての限界を感じたところに、小沢一郎氏から「三顧の礼」を受けて結党したものの、選挙後に小沢氏側の議員による「クーデター」を機に分裂した経緯がつづられている。
 嘉田氏は2011年3月の福島第一原発事故後、原発依存からの脱却を目指す「卒原発」を提唱。昨年5月には関西電力大飯原発の再稼働をめぐり、安全対策への不安から慎重な姿勢を保ち続けたが、夏場の電力不足への懸念から、結果的に政府に押し切られた。
 「国の仕組みを根本から変えないと、どうにもならない。その思いが頂点を極めていたとき、私を国政の舞台に押し出したのが小沢一郎という政治家だった」
 旧知だった岩手県達増拓也知事の仲介で、12年10月に京都で小沢氏と2度面会。3度目は衆院解散8日後の11月24日、京都で会った。「最初は完全に断るつもりでいた」が、同席した飯田哲也氏の「原発を争点化するには今しかない」との言葉に心を揺さぶられ、小沢氏に「百(議席)はとれる」と言われ、だめを押されたと振り返る。
 「(脱原発を主張する)候補者を一人でも多く残さなければ若狭湾岸の原発の再稼働が進められる。それは琵琶湖への危機である。そんな『正義感』というのか『義侠心(ぎきょうしん)』というのか、そのようなものがわき上がります」
 面会の3日後、嘉田氏は未来を結党し、代表に就いた。同じ日に小沢氏は自らが率いる国民の生活が第一を解党して合流したが、衆院選では議席を61から9に減らし惨敗。その後、小沢氏を共同代表にするよう求める生活系の議員が「クーデター」を起こし、両氏は対立。亀井静香氏の仲裁で分裂を決め、12月28日に会見を開いた。
 「一週間以上、電話に出てくれなかった小沢さんは終了後に一言、『ご迷惑をかけましたね』とだけ言って、去っていきました。それが、私と小沢さんとの『成田離婚』の顛末です」
 未来は政治団体に転落し、嘉田氏は今年1月に代表を辞任。21日投開票の参院選では表立った動きは見せていないが、後書きでは、衆院選で未来が得票した比例区約340万票、選挙区約300万票の支持に国政選挙で応えなければならないと記し、現政権が原発再稼働を進めるなか、原発事故を起こす前の「原子力ムラ」の体質をひきずったままでいいのか、と疑問を投げかける。
 新党をめぐる一連の「騒動」を本にしたことについて、嘉田知事は2日の会見で、「知事としての責務を全うするためには、国政に意見を言わざるを得なかったということを論理的に説明した」と語った。16日に出版予定で、新書版210ページ。問い合わせは風媒社(052・331・0008)へ。
http://book.asahi.com/booknews/update/2013071600006.html