信者数?

幸福の科学*1の信者数を巡る議論。


幸福実現党なんだが


各地で候補者を立てていて、泡沫候補に終わっていましたよね。香川県でも立候補していたんですよ。四国新聞のサイトより。

http://shikoku-np.dev.election.newsmart.jp/

幸福実現党の候補は最下位で、得票数が5,932。おそらく、投票したのはほとんどが幸福の科学の信者ではないかと思われ、すると、香川県内にはあの得票数と同じくらいの人数の信者がいるということになるんでしょうか。

他県はよくわからないのですが、香川県では毎回、女性の候補者を立てていますね。女性の信者が多いのだろうか?
http://d.hatena.ne.jp/nessko/20130722/p1

これに対して;

gureneko*2 2013/07/22 18:27
 元信者で現在アンチを続けている方の情報(http://antikkuma.hatenablog.com/entry/2013/06/29/112741)によれば、信者は比例区で党首の個人名を書くよう指導されているらしく、そこから判断すると全国における有権者の信者は現在約17000人程度のようです(参照→http://antikkuma.hatenablog.com/entry/2013/07/22/082948)。
 これを信じる限り、案外「フレンド票」の比率も多そうです。
http://d.hatena.ne.jp/nessko/20130722/p1#c1374485248
「フレンド票」、これは創価学会公明党)用語。

nessko*3 2013/07/22 20:54
>gurenekoさん、情報ありがとうございます。
香川県で立候補された方も、会社役員をつとめているので友人知人は多そうですし、親類縁者の応援もありそうですね。あと、各信者さんのお友達もいそうだし、ひょっとしたら政策を支持する有権者だっているんでしょうね。

>全国における有権者の信者は現在約17000人程度のようです
これは、新興宗教団体としては、どうなんでしょうか。まあ、新興宗教というと、近辺にも神社みたいなのがあって、とくに名前も知られていない小さいものが全国にたくさんあるのは想像できるので、全体の中では際立ってる部類になりそうですね。たとえば幸福の科学の機関誌が、どの号も17000部数売れている、とすれば、やはり多いな、と思いますし。
http://d.hatena.ne.jp/nessko/20130722/p1#c1374494096

公称の信者数ということだと、文化庁の『宗教年鑑』の最新版を見ればいいと思いますよ。勿論額面通り信じることはできないですけど。宗教団体の大手、創価学会とか立正佼成会などはどれも100万を超えています。あくまでも私感ですけど、少なくとも信者数が(公称で)50万を超えていないとメジャーな教団とはいえないのでは? 因みに最盛期のオウム真理教が1万だったといわれています。
1990年代前半の、〈フライデー事件〉の前だったか後だったかは忘れましたが、「幸福の科学」は信者50万突破記念のイヴェントをやっていて*4、(局名は忘れましたが)ワイドショーで採り上げられていたというのを記憶しています。 
さらに信者の方のコメント;

hide 2013/07/23 22:45
信者ですが、全国の信者数17,000人はひどいです。全国の47選挙区の得票数の合計は、約60万票です。(海外にも支部はたくさんございます)全国の各候補者は、日本を愛している選ばれたすごい方ばかりです。
http://d.hatena.ne.jp/nessko/20130722/p1#c1374587131

gureneko 2013/07/23 23:21
hideさんへ

>全国の47選挙区の得票数の合計は、約60万票です。

 比例区は191643票でした(参照→http://www.yomiuri.co.jp/election/sangiin/2013/kaihyou/yb068.htm)。地方区は比例区では選択肢が狭いので、他の政党の支持者の票が幸福実現党に流れ、60万票に達したのでしょう。

 信者が約17,000人、幸福実現党の政策が一番マシだと思った非信者が約170,000人。これぐらいが妥当なんじゃないですか?
 仮に信者数を多めに見積もって190,000人とした場合、幸福実現党とは信者以外は投票する気が全くしない政党だという事になり、そっちの方が幸福の科学グループにとっては不名誉な事でしょう。

宗教性(例えば霊言とか守護霊とか)を表に出さずに選挙運動をしていたのであれば、自民党じゃ物足りないと思う〈右〉の人が宗教的な背景を気にせずに投票したということは考えられないことではないと思います。
幸福の科学の信者数がどれくらいなのかはわからないけど、議論の前提として、或る宗教に入信したからといって、或いは信者だからといって、その生活を100%、24時間365日、教団にコントロールされてしまうのではないということを再確認すべきでしょう。「幸福の科学」の信者だから「幸福実現党」に投票するというのは必ずしも自明なことではない。先ずどの教団にも、超積極分子から幽霊会員まで、様々なグレードの信者がいます。因みに、創価学会でやっている(やらせている)〈F取り〉というのは、日頃教団活動を積極的に行っていない信者のコミットメントを選挙という機会に乗じて増大させようとする仕掛けです。それから、私たちが個人として宗教(教団)に関わる動機ですけど、御利益のためだったり、実存的救済を得るためだったり、宗教活動を通じて或る種のエクスタシー(法悦)を得るためだったりします。そこから考えると、御利益とか救済と選挙(政治)との結び付きが納得されない限り、信者と雖も選挙への動員は難しいのではないかと思います。
島田裕巳創価学会*5における、創価学会信者数推定の議論が参考になると思う。
創価学会 (新潮新書)

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