散歩へ - Living, Loving, Thinking, Again

小沢一郎が民主党を離党。またのだめは「声」と「音」の区別という人間としての根本的な能力のひとつが欠如していることを露呈したという*1。

さて地井武男さんが亡くなったのだった；

「北の国から」「ちい散歩」の地井武男さん死去
産経新聞 6月29日(金)13時57分配信

　ドラマ「北の国から」など渋い脇役でテレビや映画で活躍した俳優、地井武男（ちい・たけお）さんが東京都内の病院で死去していたことが２９日わかった。７０歳だった。葬儀・告別式は未定。
　俳優座養成所出身。昭和４３年、映画「斬る」で俳優デビュー。その後、映画「戦争と人間」や、「北の国から」のレギュラーなどで活躍。俳優以外でもテレビ「ちい散歩」の案内人やバラエティー番組、ＣＭなどで親しみやすいキャラクターを見せ、幅広い人気を得ていた。
今年１月末から体調不良を訴えて療養していた。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20120629-00000557-san-ent

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Wikipediaを見ると、俺が観た1970年代の映画の多くで脇を固めていたことに改めて気づく。ただ申し訳ないことに、印象は稀薄なのだが。『八月の濡れた砂』*2、『日本沈没』*3、『新仁義なき戦い組長最後の日』、『沖縄やくざ戦争』、『青春の殺人者』*4、『犬神家の一族』*5、『日本の首領』、『人間の証明』*6、『あゝ野麦峠』*7、『天使のはらわた　名美』。

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『ちい散歩』は俺の親が好きで、俺も日本に帰ったときはよく視ていた。斜に構えた言い方をすれば、こういう〈散歩番組〉はTV局の予算逼迫を反映したものということになるのだろうけど、NHKの『ブラタモリ』*8にしても嫌いではない。ところで李長声*9「文学散歩與散歩文学」（『上海書評』2012年７月１日、p.11）という文章を読んだのだが、江戸時代の日本に「散歩」というハビトゥスは存在しなかった。その頃の人にとって、目的もなくただ歩き回ることというのはありえなかったのだ。勝海舟は長崎で海軍伝習所の和蘭人教師が「散歩」しているのを見て、驚いている。そういうわけで、私たちは「散歩」を西洋人から学んだわけだが、たしか10年くらい前に、川本三郎氏*10が仏蘭西文化としての「散歩」と旧佐幕派文人との親和性についてのエッセイを書いていた。
地井さんに先立って、小野やすしさんも亡くなっている；

小野ヤスシさん、腎盂がんのため死去…７２歳
2012/06/29 09:43

　伝説的バラエティー番組「スターどっきり（丸秘）報告」などで人気を集めたタレント、小野ヤスシ（本名・泰＝やすし）さんが２８日午後１０時２４分、腎盂がんのため都内の病院で死去した。７２歳だった。ザ・ドリフターズの初期メンバーで、１９６４年に音楽バンド「ドンキーカルテット」のリーダーとして本格デビューして以来、昭和のテレビ界になくてはならない存在として活躍した。２０１０年に腎盂がんを発症し、右の腎臓の全摘出手術を受け、同年の芸能生活５０周年パーティーでは元気な姿をみせていたが…。
　昭和を彩ったテレビスターがまた逝った。
　東京・世田谷区の自宅前でサンケイスポーツの取材に応じた長女の菜々美さん（２８）によると、小野さんは２８日午後１０時すぎ、容体が急変。大好きなプレスリーの曲を聴きながら、芳子夫人（５５）と菜々美さん、長男（２５）に看取られ、眠るように息を引き取ったという。
小野さんは２００９年１１月に定期検診で腎盂（腎臓と尿管を結ぶ部位）にがんがみつかり、翌１０年１月、約１２時間にも及ぶ右の腎臓の全摘出手術を受けた。同３月、都内で行われた芸能生活５０周年パーティーには元気な姿をみせ「たばこの副流煙で弱ってしまった〜」と明かし、「健康な体でみなさんに会いたかった」と感無量の表情を浮かべていた。
http://www.iza.ne.jp/news/newsarticle/entertainment/celebrity/572375/