承前*1
http://taraxacum.seesaa.net/article/248943279.html
「政党助成金」が必要である理由、それが高くてもよい理由。
ところで何故「政党助成金」でなければならないのかということがいまいちわからないのだ。〈議員助成金〉では何故いけないのか。無所属議員はどうなるのかとか。選挙制度が完全な比例代表制になれば無所属議員というのは存在しなくなるわけだけれど。上記のエントリーで述べられているようなことは議会活動に関わる調査・研究費に対する助成の充実で対応できることだろう。或いは、議員歳費に業績主義的査定を導入すること。国会が立法府であり討論の場であることを鑑みるならば、質問も陸にせず法案の起草もしないような議員、党内闘争やら政界再編に現を抜かしている議員はダメ議員として低い査定が与えられても仕方ないのでは?
それから、「政党助成金」の是非が議論されているのは議員定数削減問題とか公務員人件費削減問題との関連においてである*2。議員定数削減と政党助成金の削減或いは廃止と、どちらの害が大きいのかということである。ましてや、政党助成金制度とセットになるべき企業・団体献金の禁止は全然実現されていないのだ*3。
*1:http://d.hatena.ne.jp/sumita-m/20120122/1327252811
*2:Eg. http://d.hatena.ne.jp/kamayan/20120119/1326984883
*3:See 愛媛新聞「国会議員定数削減 民意を削る愚策は許されない」http://www.ehime-np.co.jp/rensai/shasetsu/ren017201201247833.html (Cited in http://d.hatena.ne.jp/dongfang99/20120126 http://d.hatena.ne.jp/kojitaken/20120129/1327819682