『冷血』か

http://d.hatena.ne.jp/sumita-m/20120128/1327725020に対して、


nessko
>マイケル・ムーアが(少なくとも映画作家として)信用できるのは彼がカメラの後ろに「姿を隠している」ということはないからだ。/カポーティの「冷血」というのもあったな。私は実話に基づいた小説として読んだが 2012/01/28
http://b.hatena.ne.jp/nessko/20120128#bookmark-78030605
Portunusさん*1のコメントでも『冷血』に言及されていた*2。実は『冷血』は読んでいないのだが、リチャード・ブルックスによる映画は子どもの頃(たしか「日曜映画劇場」で)観た記憶がある。TV放映なので勿論かなりカットされていたのだろうけど*3、全篇白黒の醸し出す異様な画面の濃度はいまだに記憶に残り続けている。『冷血』を書いてしまったことによってトルーマンカポーティの精神が致命的な打撃を受けたということを知ったのは、遙か後、ベネット・ミラーの『カポーティ』を観てからのこと。
冷血 [DVD]

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*1:http://d.hatena.ne.jp/Portunus/

*2:http://d.hatena.ne.jp/sumita-m/20120128/1327725020#c

*3:オリジナルの長さはTVの放送時間にそもそも収まりきれない。