Shoegazerという言葉

承前*1

実は秋菊小姐からhttp://shoegazer.psychoblue.com/index.htmlというサイトを教えていただいたちょっと前から「シューゲイザー」という言葉が頭の中をちらついていたのだった。
9月30日に育音堂でPairs*2のライヴを観た。Pairsは昨年8月にHandsome Furs*3の前座としての演奏を(同じ育音堂で)聴いているのだが、そのときは会場が鮨詰め状態でまともにステージを見ることができなかったのだっった*4。また、コンピレーション・アルバムShanghai: SoundsにもPairsの「楊浦区」という曲が収録されていたが*5、これまでちゃんとライヴを観たり、アルバムを聴いたりということはなかっった。9月30日のライヴはPairsの新譜Summer Sweatのリリースを記念するもの。このアルバムは6月に北京で全14曲を4時間足らずで録音してしまったという*6。Pairsは(名前にも拘わらず米国人の)Xiao Zhong(ドラムス/ヴォーカル)と中国人女性F(ギター)のペア。 Xiao Zhongのドラミングとヴォーカルのスタイルは跳ね回る典型的なパンクのスタイルなのだが、それに対してFは表情も変えずに自分の足許(エフェクターのペダル?)か或いはギターの弦のみを見つめて、只管ノイズを掻き鳴らしている。そして、ノイズの中に時々(コクトー・ツィンズのような)繊細なフレーズが垣間見えるのだった。これはもしかしてShoegazerっていう奴かもと思ったのだった。
Summer Sweat(CD+DVD)のジャケットは白地に”pairs// summer sweat”とのみ印刷されていて、内側に通し番号が手書きで記されている*7ビートルズの『ホワイト・アルバム』*8みたい。
その夜、ほかに上海のバンドThe Fever Machine*9のファースト・アルバムLiving In OblivionClonesandclones: Hobart + Melbourne*10というメルボルンのバンドのコンピレーション盤を入手。

また数日前に、ビョークの新譜Biophiaを買う。

Biophilia: Deluxe Edition

Biophilia: Deluxe Edition