『桃姐』など

李雲霊、蔡暁瑋「《賽徳克・巴莱》《桃姐》角逐金獅」『東方早報』2011年7月29日
李雲霊「趙濤娄菀以外語片入囲”威尼斯日単元”」『東方早報』2011年7月29日


ヴェネツィア映画祭*1の話。
中華圏の作品としては、許鞍華(Ann Hui)*2の新作『桃姐』(劉徳華*3主演)*4魏徳聖の新作『賽徳克・巴莱』*5が一般競争部門であるVenezia 68で上映される。また、Orizzonti部門では、徐浩峰の『倭寇的踪跡(Sword Identity)』*6。徐浩峰は北京電影学院の教師で、武術研究家。ルポルタージュ『逝去的武林』の著者。王家衛の『一代宗師』では脚本及び武術顧問を担当した。『倭寇的踪跡』は明朝万暦年間を舞台とした武侠物。さらに、Lou Ye*7の『母狗(Love and Bruises)』がVenice Days部門*8。巴里を舞台とした中国人のラヴ・ストーリー。また、Venice Days部門で上映されるAndrea SergeのIo Sono Li(『孫麗與詩人』)*9は趙濤*10演ずる中国人移民と伊太利の「漁民」とのラヴ・ストーリー。