紅歌／黄歌／デス･メタル（周雲蓬）

李銀河*1「性史有趣資料之一」http://blog.sina.com.cn/s/blog_473d533601017qbh.html
　　　「性史有趣資料之二」http://blog.sina.com.cn/s/blog_473d533601017qhm.html
　　　「性史有趣資料之三」http://blog.sina.com.cn/s/blog_473d533601017qn8.html

李銀河老師は現在『新中国性史』を執筆しているという。上掲の諸エントリーはそれに関連したネタ。特に「一」と「二」では中国における政治的スティグマとしての「黄色」の事例が示されている。
さて、詩人／フォーク･シンガーの周雲蓬*2が「紅歌和”黄歌”」という文章を書いている（『東方早報』2011年５月11日）。少し抜書き。

很多我們現在所説的紅歌、它的原身可能是民間情歌。那些情歌裡、只要把姑娘或情郎的名字、換成一個政治実体、那這歌就洗心革面、成了紅歌。其実這個做法、古已有之。古詩裡很多的香草、美人、常常被解釈為君主、賢臣的化身。

到了上世紀七十年代末、我才大面積地接触了”黄歌”。那時候、更大的孩子們、拉上窓帘、用磚頭一様的”三洋”録音機放邓丽君的歌：路辺的野花你不要採。我経常作為警戒人員、在門口放風、盯着有没有街道大媽過来。邓丽君給我的感覚、像一個点心的、温暖的大姐姐的手、軽軽地摸着我的後脖梗。在”黄歌”軟綿綿的攻勢下、”紅歌”坍塌得像一起豆腐渣工程。
八十年代、我記得還有一本書叫《怎様鑑別黄色歌曲》、我們就按照書裡提到的”黄歌”的名単、去找歌、以便能更深入地接受教育。磁帯找不到、就去聴”敵台”、像”澳洲広播電台”的点歌節目、還有台湾電台的歌曲節目。在夜晩、聴着怱隠怱現的靡靡之音、那真是春風沈酔的晩上啊。

このテクストの後半では、近所の年寄りが大音量でエレクトリック･ピアノを弾きながら「紅歌」を歌うので、レゲエさらにはデス･メタルのCDをかけて対抗しても全く効果がなかったが、「紅歌」の天敵であるテレサ・テンをかけたら、その後「紅歌」はぴたっと止んだということが書かれている。