承前*1
当日作並温泉で地震に遭遇した(仙台在住の)佐伯一麦氏がNYTに寄稿している;
KAZUMI SAEKI(translated by Seiji M. Lippit) “In Japan, No Time Yet for Grief” http://www.nytimes.com/2011/03/16/opinion/16saeki.html
また、
MARTIN FACKLER “For Elderly, Echoes of World War II Horrors” http://www.nytimes.com/2011/03/15/world/asia/15elderly.html
は名取市の津波サヴァイヴァーの語りを含む。〈善悪の彼岸〉。この記事は英語というバッファーがあったから読み通すことができたが、日本語の記事だったらわからなかった。
MARIE MUTSUKI MOCKETT “Memories, Washed Away” http://www.nytimes.com/2011/03/15/opinion/15marie.html
MARIE MUTSUKI MOCKETTは日系の作家。親戚は福島県いわき市の寺家。
KEN BELSON “Certainties of Modern Life Upended in Japan” http://www.nytimes.com/2011/03/16/world/asia/16japan.html
これは〈自明性の喪失〉の話。
さて、
「原発事故の影響は今後じわじわ出てくる」http://d.hatena.ne.jp/kojitaken/20110316/1300286323
この辺りには黒潮が流れていて、放射性物質も黒潮に乗って暫くしたらそっちの方に行くんだぞ、と西日本・南日本の人々には申し上げたい。「食物連鎖」ということだと、海において連鎖の上位に位置する鰹や鮪といった大型魚のリスクが今後高まるということはいえるだろう。つまり、福島県とか東日本がどうのうというより、広く太平洋という範囲で考えなければいけないということ。
ところで、仙台といえば、黒木玄さんはお元気だろうか。