Paul Richardson “Why bullfighting is making Spain see red” http://www.guardian.co.uk/world/2010/jun/06/bullfighting-outlawed-catalonia
西班牙は動物愛護イデオロギーに汚染されることはなく、20年前くらいまでは、闘牛の西班牙文化の中核としての地位は揺るぎないものであり、反闘牛が表立って議論されることはありえなかった。しかし、この20年の間に状況は様変わりして、多くの有名人が反闘牛を公言し、闘牛の是非は西班牙における公的な討論の主題となった。そして、カタルニア議会では闘牛禁止法案が審議されており、もし通過すればカタルニアでは今後一切闘牛は存在しなくなる。因みに、興味深いのは王室のスタンスで、国王は闘牛支持、王妃は反闘牛であるという。
こういう話をピカソやガルシア・ロルカが聞いたらどんな顔をするのだろうか。また、外国人だと、ジョルジュ・バタイユやアーネスト・ヘミングウェイはどういうコメントをするのか。取り敢えず、闘牛ということで、ペドロ・アルモドバルの『トーク・トゥ・ハー』*1、アンディ・ガルシア『ロルカ 暗殺の丘』、それからジョルジュ・バタイユの『眼球譚』をマークしておこうか。ところで、大島渚が阿部定の物語に『愛のコリーダ』*2というタイトルを付けたのは、やはりバタイユの影響?
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という段落を切り取っておく。
In a world that is bent on putting "reality" in inverted commas, there are few spectacles more viscerally immediate than this. There is plenty of brutality and death on our computer screens, but this live gore-fest is powerfully shocking to sensibilities numbed by virtual horror.
さて、牛ではなくライオン。英国ヨークシャーで、ローマ時代の若い男の骸骨80体が発掘されたという。そこは剣闘士(gladiators)の墓地であったとみられ、骸骨には獅子に噛まれた傷も残っているという;
Martin Wainwright “Scars from lion bite suggest headless Romans found in York were gladiators” http://www.guardian.co.uk/science/2010/jun/07/york-gladiator-graveyard