http://d.hatena.ne.jp/sumita-m/20100129/1264731716に関連して。
森達也「犬猫30万匹を“安楽死”させる僕たちの民意」http://diamond.jp/series/mori/10031/
「動物愛護センター」という名前が面白い。修辞学的な意味で。It’s so ironical! 去年blogsphereで流行った言葉でいえば、暴力の「アウトソーシング」ということになるのだろう。また、数年前の〈阪東眞砂子騒動〉で論じられるべきだったこと*1。
さて、「殺処分」という言葉は「動物愛護センター」と比べて、クールな響きを持つ。気になったのは「処分」の後の動物たちの取り扱い。日本では〈供養文化〉*2が発達していた筈なのだが。
また、森氏は「炭酸ガス」による「殺処分」は決して「安楽死」を導かないとも言っている。これについては、ピーター・シンガーの捕鯨反対論*3も参照のこと。
*1:See http://kikko.cocolog-nifty.com/kikko/2006/08/post_3aec.html http://stakasaki.at.webry.info/200608/article_14.html http://d.hatena.ne.jp/sumita-m/20060825/1156475048 http://d.hatena.ne.jp/lelele/20060822/1156194202 http://kikko.cocolog-nifty.com/kikko/2006/08/post_18c5.html http://d.hatena.ne.jp/sumita-m/20060829/1156827266 http://d.hatena.ne.jp/sumita-m/20081230/1230570869
*2:See eg. http://d.hatena.ne.jp/sumita-m/20090111/1231603370