Skin-lightening cream

CATHERINE SAINT LOUIS “Creams Offering Lighter Skin May Bring Risks” http://www.nytimes.com/2010/01/16/health/16skin.html


マイケル・ジャクソンの肌がどんどん白くなっていくのをみんな驚いたものだが*1、整形手術をしなくても、或る種のクリームを塗ることで、肌を白く見せかけることは可能である。上の記事には、クリームによって〈白人〉になってしまった野球選手のサミー・ソーサの写真が載っているのだが、これは凄い! この記事の内容は、そうしたskin-lightening creamの副作用が問題になっているということ。その副作用はクリームに含まれるステロイドによるもの。問題となっているブランドはHyprogel(独逸)とFair & White(仏蘭西)。Fair & Whiteの正規品にはステロイドは含まれていないが、ステロイドを含んだ偽造品が多く市場に出回っている。さらに問題なのは、このクリームの使用が米国におけるレイシズムと関係していることだ。勿論、普通の白人女性*2が主に妊娠や更年期や避妊薬の服用によってできる肌のアクネを隠すために使用するということはある。しかし、多くは、ヒスパニック系や黒人などの、よりdarkな肌を持った人々によって、肌をよりlightにして主流社会に適応するために使用されており、被害もそうした人々に集中している。
See also http://d.hatena.ne.jp/sumita-m/20090706/1246850237

*1:See eg. http://d.hatena.ne.jp/sumita-m/20090703/1246591585

*2:この場合の白人は相当に狭い意味。