カンガルーの話

先ずは『四国新聞』の記事;


カンガルー「ハッチ」死ぬ/“おやじ”と人気集める

2009/11/26 11:16



 サンドバッグに抱きついたり、寝そべる姿が「おやじっぽい」と人気を集めた長野・須坂市動物園の雄のアカカンガルー「ハッチ」が、老衰で死んだことが26日分かった。9歳で、人間の70代に相当するという。

 ハッチは、2001年に名古屋市の東山動物園から来た。サンドバッグに抱きついたり、あおむけになり足を投げ出して昼寝する姿が話題となり、それまで7万〜8万人だった須坂市動物園の入場者数を押し上げ、06年度には過去最高の23万人を記録。ハッチの写真集も発売されるなど人気を集めた。

 動物園によると、ハッチは寒さが厳しくなった今月初めから餌を残すようになり、暖房の効いた園舎で過ごすことが多くなっていた。25日点滴を受けていたが、体調が急変し、飼育担当の職員らに見守られて息を引き取ったという。

 職員らは「動物園を盛り上げ、一緒に歩んできたハッチがいなくなり寂しい」と悲しんでおり、12月13日に入園無料で「お別れ会」を開く予定。
http://www.shikoku-np.co.jp/national/life_topic/article.aspx?id=20091126000149

蜜蜂ではなくカンガルー。
次は『河北新報』の記事;

カ、カンガルー生息?! 大崎・岩出山のミステリー


 宮城県大崎市岩出山の真山地区や周辺で「カンガルーを見た」という住民の目撃情報が相次いでいる。当初は「キツネに化かされたのでは」と笑い話にされていたが、その数は年々増加。撮影に成功した例がないため、本当にカンガルーかどうか真偽は不明だが、山あいの小さな集落では「カンガルーでまちおこしをしよう」という声もちらほら出ている。

 真山地区は栗原市一迫との境に近く、水田や畑、牧場が広がる農村地帯。住民によると、目撃者が出始めたのは7年ほど前で、周辺の下一栗地区なども含め、これまで10人以上が「見た!」と名乗り出た。

 「カンガルー」の体長は1メートルから1.5メートルで、目撃は夜や朝方に集中する。「道をぴょんぴょん跳ねていた」「田んぼの中をすごい勢いで移動していた」と話す人がいれば、「親子2頭が山からひょっこり出てきた」という証言もある。

 地元の主婦笠森君子さんは10月24日夜、車で帰宅途中に耳の長い動物を目にした。「前脚を立てて道路沿いに座り、車のライトに照らされても逃げなかった。毛の色は薄いベージュで、体長は軽トラックの荷台ぐらい。本当にいたんだと驚いた」と語る。

 山あいの真山地区には野生動物が多く、カモシカも出るため、「見間違いでは」と疑問視する声もあるが、数年前に見たという男性(51)は「耳がべろんとしており、カモシカとは明らかに違った」と言う。

 カンガルーは、オーストラリアなどに生息する。厚生労働省結核感染症課によると、検疫などの手続きを取れば個人も輸入可能という。

 アカカンガルーを飼育する仙台市八木山動物公園の担当者は「冬の寒さや餌の確保を考えると、野外での生息は難しい。全く否定はできないのだが…」と首をかしげる

 真山地区では「『カンガルー保護区』として売り出しては」という機運も生まれつつある。人への危害や農作物被害は報告されておらず、多くの住民は「そっと見守りたい」と話している。


2009年11月26日木曜日
http://www.kahoku.co.jp/news/2009/11/20091126t15017.htm

たしかにカンガルーとニホンカモシカは似ていない。体毛とか糞の発見はないのか。最初に読んだ時、着ぐるみなんじゃないかとも思ったのだが、ほんとうにカンガルーが棲息しているとして、その起源は何なのか。カンガルーを輸入するにしても、その買い手は動物園とかであって、ペットとして買うという人はあまりいないのでは? もしカンガルーをペットとして飼っている人がいれば目立つだろうし、ペットのカンガルーが逃げ出したとなれば、大騒ぎになるだろう。誰かが動物園とかサファリ・パークとかを作ろうと目論んだが、倒産してしまった。放置されたカンガルーたちは逃げ出して生き延びる途を選んだ? あと、陰謀論的な臆測をすれば、市役所が町おこしを狙って、密かにカンガルーを山の中に放した? 
それから、動物検疫を担当しているのが「厚生労働省結核感染症課」だということは知らなかった。
カンガルーの肉は歯触りは固いものの、味は牛肉に似る。かつてカンガルーの串焼きや刺身は某居酒屋の名物メニューだったのだが、今は?
岩出山伊達政宗が仙台に移る以前に城を構えていたところ。