Albert Pikeについてちょっと調べる

承前*1

http://d.hatena.ne.jp/sumita-m/20091012/1255288680で言及したhttp://minnie111.blog40.fc2.com/blog-entry-1849.htmlのコメント欄。先ず「松麻呂」が


13590 2009.10.06 Tue 18:02 松麻呂 #IjUZIPhA
植草さんが帰ってきたのはよいことだけど。
保守本流の日本人の最後の希望、中川昭一は暗殺されてしまった。惨い。 支配層の恐怖の対象は、中川昭一のような、本物の政治家。世界中フリーメーソンのちゃんぽん状態。今の政治のバランスはとても怖い。民主はなにをするかわからない。所詮メーソンだから。みなさんは怖くないのだろうか? 
http://minnie111.blog40.fc2.com/blog-entry-1849.html#comment13590
それを窘める人あり;

13597 2009.10.07 Wed 12:30 コアラ #.x8ohqLo
フリーメイソンについて誤解しているのは世界で日本人だけなんだそうですって。このサイトに詳しく出てます。
http://www.ukinfo.jp/culture/freemasons.php
私のオーストラリア人の義理父もメンバーです。
カナダde日本語愛読者より。
http://minnie111.blog40.fc2.com/blog-entry-1849.html#comment13597
それに対して、「松麻呂」曰く、

13600 2009.10.07 Wed 16:16 松麻呂 #IjUZIPhA
コアラさんへ
アルバート パイクはフリーメーソンです、ベンジャミンフランクリンもフリーメーソンです。ロックフェラーも同じです。ベンジャミンフランクリンのかつて棲んでいた本宅の地下から、子供の白骨遺体が七体?ほど発見されました。儀式殺人によるものですよね?メーソンは、魔物です。そのオーストラリアの方もその同類という事です。トムクルーズ主演の最近の映画で、秘密パーティーのそのおぞましい内容ぎりぎりめーいっぱい暴露したのがありましたよね。その内容は、十歳に満たない世界中、主にアメリカから誘拐した(アメリカの誘拐件数は異常きわまる、だれも報道しない)男女の子供を各国の要人、日本では神社関係者も含まれる、に媚薬を嗅がせ子供達を強姦させて、あげくのはては殺害の上その子供達の肉を要人たちに食べさせる。その一部始終をビデオに収め要人たちの恐喝材料にする。これ以上の恐喝ネタがありますかね。アメリカにも骨のあるジャーナリズム精神がかろうじて残っているんです。特にキリスト教勢力の一部には、すばらしいひとびとがいます。その人たちが暴露しているんです。ほんの一部ですけどね。冷静にみればやはり、フリーメーソンは魔物です。フリーメーソンを認めるものは悪魔に同調することです。リンカーンユダヤフリーメーソンに殺された。中川昭一は、日本に使わされた天使だった。本当に悲しい。奴らは絶対に許さない。
http://minnie111.blog40.fc2.com/blog-entry-1849.html
いやはや。ただ、「コアラ」という人(濠太剌利在住?)が示している『イギリス情報サイト』の中の「秘密結社フリーメーソン*2はたしかに「フリーメーソン」についてコンパクトでよく纏まっている。重要なのは、「フリーメーソン」を理解するためには英国独特の倶楽部文化を理解しなければならないということか。ただ、そこで示されている日本の「フリーメーソン」のサイト(http://www.japan-freemasons.org/japanese/index.html)はデッド・リンクになっていた。さて、「フリーメイソンについて誤解しているのは世界で日本人だけなんだそうですって」ということだけど、韓国でもかなり逝っちゃっている人はいるようだ*3
「松麻呂」なんだけど、先ずフィクションとノンフィクションの区別をするという教育を受けていないのだろうかということはある。それで、「トムクルーズ主演の最近の映画で、秘密パーティーのそのおぞましい内容ぎりぎりめーいっぱい暴露したのがありましたよね」。実は「フリーメーソン」が言及された映画については、「フリーメーソン」自身がけっこう克明にリストアップしている*4。それを参照してみると、トム・クルーズが出た「最近の映画」としては、2004年の Collateralが出てくるのだが、” An undefined masonic reference[sic.] has been reported but not confirmed.”ということだ。この映画は観ていないのだが、ウィキペディアとかを読む限り、「秘密パーティー」とかは出てこない。トム・クルーズが出て「秘密パーティー」云々といえば、スタンリー・キューブリックの遺作Eyes Wide Shutが思い浮かぶのだが、これは1999年であり、「最近」といえるか。また、映画の舞台は現代の紐育だけれど、原作はオーストリア人作家アルトゥル・シュニッツラーの1926年の小説。
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ところで、「アルバート パイク」。アルバート・パイク(Albert Pike)については(「フリーメーソン」のサイト[笑]だが)http://www.freemasonry.bcy.ca/biography/pike_a/albert_pike_bio.html*5。「アルバート パイク」で検索したら、安部芳裕*6という人の『日本人が知らない 恐るべき真実』というblogが出てきた。曰く、

 これまで『世界革命行動計画』『シオンの議定書』『世界人間牧場計画』と三つの注目すべき「計画」をご紹介しましたが、まだ他にも注目すべき「計画」があります。それは、前にご紹介した『PAWNS IN THE GAME』の序章の中で述べられているアルバート・パイク将軍の恐るべき『未来計画』です。

 アルバート・パイクは、南部連邦の将軍で、いくつかのインディアンと協定を結んだ人として知られています。また「KKK」の創始者とも言われています。1857年には、秘密結社イルミナティの最高幹部にまで登り詰め「黒い教皇」と呼ばれるようになったそうです。

 パイクが1871年に、イタリアの革命指導者、ジュゼッペ・マッチーニに送った書簡(手紙)には「世界を統一するために、今後3つの世界大戦と3つの大革命が必要だ」と書かれていたそうです。 
http://d.hatena.ne.jp/rainbowring-abe/20051109

因みに、アルバート・パイクがクー・クラックス・クランの「創始者」だとする説に対しては、「フリーメーソン」側の反論がある;http://freemasonry.bcy.ca/anti-masonry/kkk.html
さて、安部芳裕だが、ベンジャミン・フルフォード*7とお友だちであるらしい*8。また、「地域通貨グループ「レインボーリング」創設者であり「反ロスチャイルド同盟」代表」(Ibid.)。この人の「地域通貨」論はまだ読んでいないが、経済学的に真面目な「地域通貨論」として、西部忠「〈地域〉通貨LETS 貨幣・信用を超えるメディア」(『批評空間』II-22、1999、pp.26-60)と同氏の『地域通貨を知ろう』を取り敢えずマークしておく。
批評空間 (第2期第22号)

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地域通貨を知ろう (岩波ブックレット (No.576))

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ところで、「トム・クルーズ」+「フリーメーソン」で検索をかけると、出てくるのは「鳩山幸」ばっかり*9