『雪国の華』、それからJoyside


土曜日の夕方、雷雨の中、M50*1へ。『雪国の華:来自北緯40°以北的日本芸術家們』*2のオープニング。札幌在住のアーティストたちの展覧会。参加アーティストは、岡部昌生、端聡、高橋喜代史、国松希根太、祭太郎、今村育子、武田浩志、樫見菜々子、仙庭宣之、高幹雄、森本めぐみ。オープニングは祭太郎の(比喩的ではない意味で)痛い、受け身パフォーマンスから。これらのアーティストはスタイルも様々だが、特に私の目を惹いたのは、仙庭宣之の「空中花園」という空港を描いた油彩のシリーズ。それらの淡くて透明感のある画面。
それから、「蛮象藝術(Elephant Art Loft)」で資佰らに会い、お茶をいただきながら休憩。
夜は、Joyside*3のライヴを観に、育音堂*4へ。9時半開始の筈だが、前座のRogue Transmission*5が登場したのが10時半頃。Rogue Transmissionは昨年の10月にも観ているのだが、今回は演奏がずっと充実していた。さかんにJoysideの演奏に向けて、場内を盛り上げるべくアジっていたが、メイン・アクトでもいいくらい。Joysideが登場したのは11時半すぎ。Joysideは欧州ツアー帰りで、中国ではかなり久々のライヴ。ミニ・アルバムも発売されたばかりということで、この頃には狭い育音堂はほぼ満員状態。最初はダウナー系の曲が続いたのだが、思うに、ヴォーカルの辺遠はそれに抗するヘヴィネスを欠いており、歌が浮ついてしまっているという感じ。途中では、ストレートなブギをかましている曲もあったが、そういうかつてのTレックスのような曲がバンドというかヴォーカリストの資質に合っているのではないかとも思った。中盤以降はパンク大会に。演奏が終わったのは1時近く。
会場で、Maybe Tonight + The Joyside of Europeを買う。ミニ・アルバムと欧州ツアーのDVDをセットにしたもの。