渡辺淳一、上海に

石剣峰「渡辺淳一来滬維権並推新書」『東方早報』2008年6月24日


渡辺淳一が上海に来たが、それは新刊『あじさい日記』(『紫陽花日記』)のプロモーションのため。『あじさい日記』は上海の文匯出版社から出される21巻本の『渡辺淳一自選集』の第1巻。但し、この中に『失楽園』は入っていないという。
さらに、渡辺淳一は6月23日に、北京の文化藝術出版社を『愛の流刑地』などを未許可で翻訳・出版したとして、「起訴」した。また、上海文藝出版社も渡辺淳一の短編を未許可で翻訳・出版したとされているが、こちらの方はまだ訴えられていない。

また、「刺殺伊藤博文的韓国義士絶筆拍出55万元」という記事によると、「臨敵先進 為将義務」と書かれた安重根の絶筆が6月22日に北京でオークションに出された。最低値は55万元。誰が所有していたのかなどの情報は記事にはなし。