仏蘭西並み?

昼間は自宅での仕事と現実逃避のためのネット散策。気分を変えるために、バスに乗って、東平路の最近開店したベイカリー&カフェ、Paul*1でランチをすることにする。昔蒋介石が住んでいたところの対面*2。サンドウィッチと珈琲を頼んだのだけれど、おまけとしてリキュールとパテが無料で贈呈された。ラッキーと思っていたら、私は蜂に気に入られてしまって、店員が蜂を追い払おうとして、一時は店内が騒然とした。
この店は〈フレンチな上海〉たる旧仏蘭西租界でも最も仏蘭西的な雰囲気があるともいえるか。店内で、Le MondeLe Figaroが読めるし、仏蘭西語を話す客も多いし、店員も歓迎光臨ではなくてBon jourというし。ところで、この前復興西路を歩いていて*3、思ったのだが、仏蘭西租界で仏蘭西並みになったことがあって、それは犬の糞である。以前の中国の都市部では犬を飼うことが禁止されていたらしいが、上海における犬の個体数は着実に増えている。また、金持ちほど大きな犬をこれ見よがしに散歩させている。勿論、日本のように飼い主が袋とスコップを持ち歩く習慣もない。
因みに、日本で犬の散歩で糞をちゃんと片付けることが規範化されるようになったのは1990年代からか。あの麻原彰晃が出演した伝説の『朝生』に景山民夫も出演して、幸福の科学に入信した功徳として、ちゃんと犬の糞を始末するようになったと語っていた。