息も絶え絶え

http://d.hatena.ne.jp/yskszk/20080223#p1を読んでいて、先ずジーン・セバーグアンナ・カリーナの見分け方は、髪の長さと色を参照すべしといっておこう。
ところで、ゴダールの『勝手にしやがれ』という映画の原題はÀ bout de souffleで、直訳すれば息も絶え絶えになるのだが、日本語の「勝手にしやがれ」は一人歩きして、沢田研二阿久悠の作詞で「勝手にしやがれ」という歌を歌ったし、セックス・ピストルズNever Mind the Bollocksの邦題も『勝手にしやがれ』。その副作用としては、後にリチャード・ギアの主演でBreathlessというハリウッド映画が作られたとき、舞台もカリフォルニアになっていたし、リチャード・ギアヴァレリー・カプリスキーもジャン=ポール・ベルモンドジーン・セバーグとは雰囲気が全く違ったこともあって、これが『勝手にしやがれ』のリメイクであることに気付かなかったということがあった。À bout de souffleを英訳すればBreathlessになりますけど。

勝手にしやがれ』を映画館で観たとき、後の有楽町マリオンはまだ日劇であった。