ジャズといえばあの作家でしょう

三宅秀道さん曰く、


今日、秋学期の受講者の基本的な経営系の予備知識の有無を無記名アンケートで確かめるついでに、ふと「好きな娯楽コンテンツ」という項目を入れてみたら、なんと「好きな音楽」でジャズを挙げる学生さんがけっこういた。おとなじゃん。横浜だからか?まさか。

漫画は世代間のレパートリーの差異が大きくって、題名を見てもよくわからないんですが、小説はやはり村上春樹が多かった。その後に東野圭吾石田衣良、みたいに続くのはまあ前からの傾向。「博士の愛した数式」は去年に続いて挙げた学生さんがいたので、いま買って読んでみていますが。映画はまあ、ハリウッド系の娯楽映画だな。さすがに「東京物語」とか挙げる人はいない。
http://d.hatena.ne.jp/fuku33/20071017/1192593676

そして、「ジャズですよ。どこからきっかけができたのか、よくわからないが、ジャズ喫茶とか、もしかしたら需要が潜在しているのかな」と。
中国の文学青年は、村上春樹を読んで、村上春樹の小説やエッセイで言及されたジャズのディスクからジャズに入門するというパターンが多いという*1。「小説はやはり村上春樹が多かった」ということなら、日本でも村上春樹経由でジャズという経路も考えられなくもない。村上春樹とジャズについては、http://d.hatena.ne.jp/sumita-m/20070710/1184081348も参照されたし。
私は高校時代に付き合っていた女性から山下洋輔のレコードを借りたのが、ジャズのディスク聴取の初体験。当時は殆どジャズは聴かなかった。キング・クリムゾンをジャズに入れていいなら、それを除いて。また、当時は所謂フュージョンの全盛期だったが、フュージョンをジャズに入れるなら、当時ジャズは流行っていたともいえる。フュージョンは洒落者が聴く音楽という印象はあった。かなりの頻度でジャズを聴くようになったのは、数年後にECMというレーベルを知って、ジャケ買いを始めてから。初めて買ったECMのディスクはCharlie HadenJan GarbarekEgberto GismontiMagicoなり。
Magico

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