ボブ・ディランとか

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大貫妙子さんへのインタヴュー。大貫さんの言葉が面白くないわけはない。そこから、


除川: 大貫さんの、音楽を選ぶポイントみたいな物って何ですか?
大貫: やっぱりメロディかな?そのメロディにつけるハーモニー、つまりコード。それはすっごく大事だと思います。コードがダサイとグッとこないんですよねぇ。話は変わりますが、ボブ・ディランのファンは、ボブ・ディランのどこを聴いて良いって言っているのかなぁ。彼の場合は歌詞だと思うんですよね。どちらかというと。私はもちろんネイティブではないので、歌詞がストレートに理解できないと、彼の音楽は楽しめないんですよね。未だに分かんなくて、ボブ・ディランが好きっていうのは一種のスタイルなのかなって思ってしまう時がある。80年代の半ばにジョルジオ・モロダードナ・サマーが出てきて世の中の音楽が変わっちゃったところがある(笑)。私の好きな音楽は80年代半ばで終わってしまったような気がしてるんですけど。誰もかれもがシンセサイザーを使うけれど、使うならエレガントじゃなくちゃ駄目なの。ジョルジオ・モロダーはエレガントさが…無いのよね(笑)。
を引く。
久しぶりに、パティ・スミスTwelve*1を聴いた。そのライナーで、パティ姐さんは、ボブ・ディランの”Changing of the Guards”を初めて聴いたときに、不覚にも泣いてしまったと書いている。Twelveでこの曲をカヴァーしたのは、その時惹き起こされてしまったエモーションを「理解する」ためでもあった。そのために、パティ姐さんは原曲の装飾を剥ぎ取り、歌詞を露呈させるようにした。”Changing of the Guards”に限らず、”His songs have often brought me to tears, yet still, I haven’t completely discovered why.”
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