やはり人には様々な側面があるということ。当たり前田のクラッカーというべき事柄ではあるが。
関良基氏曰く、
私の知る松岡大臣といえば、日本が輸入する木材の中から違法に伐採されたものを取り除こうという、違法伐採対策問題に日本で一番熱心な政治家であったという点のみです。私の知り合いのNGO関係者たちは、松岡氏とともに違法伐採対策を進めておりました。
私は、東南アジアの違法伐採対策問題に若干関与しております。違法伐採を防ぐために必要な措置を、現場レベルであれこれ考えてきました。松岡氏は、世界最大の熱帯材輸入国である日本が、欧州に比べて全く違法伐採対策で遅れをとっていることに深く心を痛め、日本が諸外国の森林破壊に貢献しているという批判を受けることがないよう、違法伐採対策を進めて、国産材を振興しようと、それこそ骨身を削って尽力されていました。
違法伐採問題に関する関係省庁の取り組みが全く不十分だということで、松岡氏は官僚に依存せず、NGOに依頼して必要な政策に関する助言を求め、NGOの意見を最大限に採用しながら、ヨーロッパに負けない違法伐採対策を講じようと努力してきていました。
松岡氏は、NGOと官僚を同列の次元で参加させて、違法伐採対策の戦略会議を行っておりました。「NGOの諸君がこんなに頑張って政策立案をしているのに、(税金でメシを食っている)お前らは一体何をやっているんだ」と官僚を怒鳴りつけることもあったそうです。
http://blog.goo.ne.jp/reforestation/e/d9f590f78371b258f8855b9f33a89a8f