新藤宗幸

共同通信の記事;


千葉大名誉教授の新藤宗幸氏死去 市民中心の行政説く
3/22(火) 20:36配信


共同通信

 市民中心の行政や地方分権の推進を分かりやすい語り口で説いた行政学者で千葉大名誉教授の新藤宗幸氏*1が今月13日、肺がんのため死去した。75歳。神奈川県逗子市出身。葬儀・告別式は近親者で行った。喪主は妻絹代さん。

 硬直的な官僚制の問題点を指摘し、住民に身近な行政サービスの権限を自治体に移し、地域のことは地域で決められるようにすべきだと唱えた。専修大助教授、立教大教授、日本行政学会理事長などを歴任した。市民団体の共同代表も務め、政府や国会に住民投票の法制化を働き掛けた。

 著書に「『主権者教育』を問う」「司法よ!おまえにも罪がある 原発訴訟と官僚裁判官」など多数。
https://news.yahoo.co.jp/articles/85c527f2e62da562bdec1b965bdf8638892bad62

朝日新聞』;

新藤宗幸さんが死去 75歳、行政学者 市民主体の地方自治を説く
3/22(火) 14:37配信


朝日新聞デジタル

 「地方分権」などの著書で知られる行政学者・政治学者で千葉大学名誉教授の新藤宗幸(しんどう・むねゆき)さんが13日、肺がんで死去した。75歳だった。葬儀は近親者で行った。喪主は妻絹代(きぬよ)さん。

 専門は行政学地方自治論。官僚制や予算・財政などをめぐって旧来の行政のあり方を批判し、市民主体の地方自治を説いた。住民投票制度の法制化を進める市民団体の共同代表なども務めた。

 立教大学教授、千葉大学教授を務めたほか、日本行政学会理事長、日本自治学会会長、後藤・安田記念京都市研究所理事長などを歴任。「政治主導」「官僚制と公文書」など著書多数。昨年12月にも「権力にゆがむ専門知 専門家はどう統制されてきたのか」が刊行されたばかりだった。
https://news.yahoo.co.jp/articles/342864d976764f9d30fc924edfdbc392dc8ade8f

私にとって、新藤さんは日本の官僚制が作動するメカニズムを解き明かした人ということになる。例えば岩波新書から出た『行政指導』や『技術官僚』。但し、遺憾ながら、晩年の活動については知らず。