成毛滋

「この3月に、鈴木ヒロミツと前後して、成毛滋も亡くなっていた」ということをhttp://d.hatena.ne.jp/Talpidae/20070405/p4にて知る。早速Googleをかけてみた。取り敢えず、『朝日』の記事;


ギタリストの成毛滋さん死去

2007年04月05日14時32分

 成毛滋さん(なるも・しげる=ギタリスト)が3月29日死去、60歳。葬儀・告別式は近親者で終えた。喪主は妻彩(あや)さん。自宅は非公表。

 70年代に、高中正義さんらと「フライドエッグ」を結成して活動した。
http://www.asahi.com/obituaries/update/0405/TKY200704050251.html

どの新聞もこのように簡単な記事だ。しかも文言もほぼ同じ。これではTalpidaeさんがいうように「日本のロック黎明期の代表的な」「ギタリスト」であったことは伝わらない。Orz. さて、〈ギター・キッズ〉だった方々にとって、「成毛滋」という名前は「グレコ」のギターと結び付いているということが多いようだ。例えば、

その昔、グレコのギターを買うと成毛さんの教則カセットがついてきましたが
これを聞いてギターの弾き方を習った人は多かったはず・・・
私はグレコユーザーではありませんでしたが
このカセットは聴いたことがありますよ。

ということは私も彼の影響を受けているってことですね・・・
http://angel.ap.teacup.com/noeltalk/387.html

また、ここに付せられたコメントから、成毛滋さんが「あの伝説のウッドストックを生で見たただ一人の日本人」ということも思い出した。残念ながら、成毛滋を同時代的に経験したことはない。その意味では、私は〈遅れてきた青年〉だ。成毛滋ということで思い出すのは、高校時代にどっかの名画座で観た田原総一朗の映画『あらかじめ失われた恋人たちよ』*1の音楽を成毛滋が担当していたということだ。ストーリー上の脈絡は忘れてしまったが、画面にも登場していた筈。

*1:Cf. http://www.jmdb.ne.jp/1971/cu003260.htm これは桃井かおりのデビュー作でもある。それにしても凄いキャスト! 因みにDVDにはなっていないようだ。Amazon.co.jpで検索しても見つからなかった。