「王小波像」余波

承前*1

 石剣峰「“王小波像”只収蔵 不公開展出」『東方早報』2007年3月14日


「王小波像」の作者である鄭敏氏が『東方早報』記者に伝えたところによると、「王小波家人的圧力」のために、上海「城雕塑中心」が「王小波像」を3月30日から展示することはできないと通知してきたという。王小波の夫人である李銀河女士は「王小波像」の展示を許可しているものの、塑像が「裸体」像であることを理由にその写真を見た王小波の「直系親属」が展示反対を表明した。なお、法律上の「肖像権」の問題としては、「法律界人士」によると、「死者肖像権」はその「第一遺産継承人」が継承する。現在王小波の「第一遺産継承人」はその「遺孀」である李銀河女士のみであり、彼女が独占的に「死者肖像権」を所有していることになる。よって、彼女が許可すれば、「王小波像」の展示は何の問題もないということになる。