安倍晋三について幾つか

先ずは、山口二郎氏、安倍首相の意外な(?)長所を指摘;


安倍という人はおそらく、幼い頃から出来の悪さを責められることに慣れているはずであり、むしろこれからその真価が発揮されるであろう。どんなに出来が悪くても、総理が自分から政権を投げ出さない限り、その内閣は続く。
http://yamaguchijiro.com/?eid=560
これが正しいとすると、この人への罵倒とか揶揄とかはその効果を失効しているということになる。因みに、以前の山口氏の安倍晋三論はhttp://d.hatena.ne.jp/sumita-m/20060913/1158169095http://d.hatena.ne.jp/sumita-m/20061010/1160499009を参照されたい。
次はhttp://d.hatena.ne.jp/kamayan/20070224#1172254116に引用されている韓国の新聞記事。安倍晋三氏に(間接的ではあるが)「韓半島」の血が混ざっている可能性が高い云々。佐藤栄作が陶藝家の14代沈壽官に自分が秀吉の朝鮮出兵つまり「壬辰の乱」以降に日本(長州)に渡来した家系だと告白したそうな。驚くには値しないだろう。そもそも毛利氏以前に長州を支配した大内氏朝鮮半島系であると伝えられる。山口県のサイトでも、「山口に大きな足跡を残した大内氏を知らずに、山口を語ることは出来ない」として、

大内氏は、百済(くだら)国の王子琳聖太子(りんしょうたいし)の子孫と伝えられ、既に平安時代末期には大内地方(山口市)に進出し、周防国衙(こくが)の在庁官として頭角を現していました。16代盛房(もりふさ)のときには、源平合戦に際し源氏に味方しています。戦況を有利に導いた功績により鎌倉幕府から特別 の待遇を与えられ、次第に力をつけていきました。
http://www.pref.yamaguchi.jp/furusato/know/03history/history05.html
と記されている。また、高杉晋作は万一のことがあったら長州藩主親子を担いで朝鮮に逃げると語っていたそうな*1。斯様に長州と朝鮮半島の繋がりは深い。というか、対馬などはさらに深い繋がりがあるわけだし、さらに古代まで遡れば、朝鮮半島との繋がりは当たり前の事実のようになってくるのではないか。私だって、血の繋がりはないけれど、埼玉県の高麗川高句麗王の末裔を名乗る親戚がいる。狛江とか駒澤という地名からも窺えるように、そもそも武蔵国の開拓に朝鮮半島系の移民が果たした役割は大きい筈だ。

*1:これは真っ当な史料や論文に基づくものではなく、司馬遼太郎の小説及びNHK大河ドラマで知った知識なので、あまり深く突っ込まないで下さい。