『歴史本体論・己卯五説』

最近買った本なり;


 李澤厚『歴史本体論・己卯五説(増訂本)』生活・読書・新知三聯書店、2006


歴史本体論


第一章 実用理性輿吃飯哲学
第二章 巫史伝統輿両種道徳
第三章 心理本体輿楽観文化


己卯五説(増訂本)


儒学四期
説巫史伝統
説儒法互用
説歴史悲劇
説天人新義
附録一 初擬儒学深層結構説
附録二 中日文化心理比較試説略稿
後記  


補篇
中華文化的源頭符号
“説巫史伝統”補


出版説明

2002年に刊行された『歴史本体論』*1と1999年に刊行された『己卯五説』*2とを2003年に合冊し、さらに2006年5月に増訂したもの。

ぱらぱらっと捲ってみると、著者が1989年3月20日丸山眞男と会った時の話が出ていた――「他説他游北京故宮時、想起巴黎凡爾賽宮、“在日本人眼裏、中国更接近西方”(略)」(「中日文化心理比較試説略稿」、p.313)。

「己卯」はつちのとう*3。1999年はそうだったか。

*1:英題はHistorical Ontology

*2:英題はFive Essays from 1999。また『己卯五説』の香港版と台湾版のタイトルは『波齋新説』。米国科羅拉多(Colorado)州波徳(Boulder)市にて書かれたが故(p.129)。

*3:Cf. http://www.ndl.go.jp/koyomi/kotoba/02_eto02.html