ケータイ、PC、セックス

http://d.hatena.ne.jp/seijotcp/20061122/p1経由で知る。
日本性教育協会の「青少年の性行動調査」」について。『毎日』の記事なり;


性行動調査:携帯メール多用する若者ほど性体験早い



 携帯メールの利用頻度が高い若者ほど性体験が早い傾向があることが、日本性教育協会の「青少年の性行動調査」で分かった。また青少年の性体験率は、男子がほぼ横ばいなのに対し女子は上昇し、中・高校生はいずれも女子が男子を上回った。

【小川節子】

 調査は昨年11月〜今年3月、12都道府県の中学、高校、大学・専門学校の5510人を対象に行った。

 それによると、性体験率は▽大学生男子63.0%、女子62.2%▽高校生男子26.6%、女子30.3%▽中学生男子3.6%、女子4.2%−−だった。また、携帯電話の所有率は前回99年調査時から急増。高1男子は半数から9割以上になり、ほとんど持っていなかった中1男子は3割、女子は5割になった。

 同協会は、携帯メールを1日20通以上する「メール派」と、休日にパソコンでネットを2時間以上見る「パソコン派」の2群に分けて、性体験率を分析した。

 その結果、性体験率は高校生の「メール派」58%に対し「パソコン派」は15%▽大学生は「メール派」86%と「パソコン派」61%。このうち「3人以上とセックスした人」は▽高校生が「メール派」21%、「パソコン派」5%▽大学生は「メール派」47%、「パソコン派」25%だった。

 また、高校生の携帯所有者について、携帯メールの利用状況とキス経験率の相関関係も分析。「ほとんどメールをしない人」のキス経験率が2割なのに対し、「1日に1〜9通」は4割▽「10〜19通」は6割▽「20通以上」は8割となった。

 分析を担当した山口大人文学部の高橋征仁助教授は「メールはコミュニケーションの強化、拡大につながりやすいため、性行動も活発になっているのだろう。逆にパソコンのネット閲覧は、行動に結びつかないことが多いようだ」と話す。

 一方で「性交に愛情が必要」と答える割合は、高校生男子が26%→39%、同女子55%→64%と増えた。「愛情がないセックス」を許すのは同13%と4%で、同協会は「若者の純愛志向も進んでいる」とみている。


毎日新聞 2006年11月21日 19時17分 (最終更新時間 11月21日 21時20分
http://www.mainichi-msn.co.jp/today/news/20061122k0000m040052000c.html

本来ならオリジナルの報告書を見なければならないのだが、少し疑問を呈しておく。「携帯メール」と「パソコン」というのはそもそも排他的なカテゴリーではないわけですよね。また、ケータイを専らサイトをブラウズするために使うということもあるし、PCを主にE-mailやメッセンジャーのために使うということもあるわけだ。