『話題2005』

 南京西路のCITIC Plaza(中信泰富広場)にある常春藤書園(Ivy Books)にて買う。小さいけれど落ち着いた雰囲気の本屋。CITIC Plazaに集まる客層を考えると、取扱商品、つまり人文書、(自己啓発本を含む)ビジネス書、お洒落なデザイン系の本のバランスをどうするのかというのは難しいだろう。


 薩支山、楊早編『話題2005 1217倶楽部・年度書系』生活・読書・新知三聯書店、2006 


楊早  縁起

藤威   尋找自我與想像民主――解読2005年“超級女声”奇観
楊早   安得広厦千万間――房産PK與百姓心態
袁義   改革不能承受之重――素質教育與基礎教育課程改革
薩支山  誰是大贏家?──“連宋大陸行”的叙述與解読
董炳月  中国與日本――歴史問題的現実化
施愛東  “口号”+“口水”=竹籃打水――従“保衛端午”説到“保衛春節
張慧瑜  “芙蓉姐姐”的迷思
石稼   国学――“本国之学”抑或“中国学術”?
曽〓*1   武術――中国形象的Chinoiserie化? 

北京を拠点とする若手人文系学者グループである「1217倶楽部」が、「超級女声」から反日デモまで、2005年中国の時事ネタを論ずる。cultural studiesの試み? 各論文の末尾にはメンバーによる討論あり。「1217倶楽部」の由来は、2005年12月17日に中心メンバーが北京の某カフェに集まったことによる。

*1:biao1. 風+(右側に)火が3つ。飆の異体字