日経の記事;
北海道や東北のイトーヨーカドーが悉く閉店するという報道を聞いたのはつい最近のことだ。一応「首都圏」ではある津田沼もリストラの対象になったわけね。
イトーヨーカドー津田沼店9月閉店 激戦地、一時首位に
小売り・外食
2024年2月22日 22:42
セブン&アイ・ホールディングス(HD)傘下の総合スーパー、イトーヨーカ堂が津田沼店(千葉県習志野市)を9月で閉店することが分かった。1977年に開業し全国のヨーカ堂の店舗の中で最も売れた時期もあったが、近年はイオンなど近隣の競合店に押されていた。小売り大手が勢力拡大にしのぎを削った全国屈指の激戦地で明暗が分かれる結果となった。
イトーヨーカドー津田沼店*1は新京成線の新津田沼駅に直結する。店舗は地下1階から8階までで構成し、食品から衣料品、玩具などをそろえる総合スーパーだ。
セブン&アイ関係者は「9月に閉店する予定だが、後継店舗は決まっていない」と明らかにした。1月に従業員などに説明会を開いており、4月にも店舗で閉店告知をする方向だ。
ヨーカドー津田沼店のある津田沼駅周辺の地域は小売り大手の店舗が集まることで知られた。高島屋やダイエー、丸井、パルコ、西友、イオンなどが次々と出店し、各店が品ぞろえや価格を競ったさまは「津田沼戦争」と呼ばれた。ただ、高島屋など各社が徐々に撤退し、2023年には「津田沼パルコ」も開店から45年で閉店した*2。今はヨーカ堂のほか、イオンや再出店したダイエー、ヤマダデンキなどが店舗を構える。
セブン&アイは苦戦が続く祖業のヨーカ堂について構造改革を進めている。26年2月期までに33店舗減らし、首都圏中心の体制にする計画だ。2月に北海道や東北、信越地方の全17店舗を閉店する方針を発表した。今後も中部や関西地方などの店舗も閉める計画だが、今回の津田沼店を含めて、採算の合わない店舗は首都圏でも閉鎖対象としていく。
https://www.nikkei.com/article/DGXZQOUC22DLC0S4A220C2000000/
そういえば、普段ほとんど地下スーパーの「イトーヨーカ堂」には行かないのだけれど、「ヨーカドー」の中のニトリやダイソーには時々行く。上の記事で言及されている「再出店したダイエー」はイオン傘下なので、津田沼では21世紀になってから参入したイオンが一人勝ちの状態ということになる。ヨーカドーが去ったら、そこにイオンが入るのだろうか。因みに、イオンもヨーカドーも地主は新京成である。
See also
山口伸「大量閉店「イトーヨーカドー」衰退した納得の理由。再起に必要な“変化”とは」https://news.yahoo.co.jp/articles/b8c89e8e5119e56b3d5afa3341fb7887b9f5dbbf
*1:See also https://sumita-m.hatenadiary.com/entry/20091122/1258828525 https://sumita-m.hatenadiary.com/entry/20160817/1471400786 https://sumita-m.hatenadiary.com/entry/20161017/1476675346 https://sumita-m.hatenadiary.com/entry/20180927/1538062780 https://sumita-m.hatenadiary.com/entry/2020/02/12/020430 https://sumita-m.hatenadiary.com/entry/2020/04/02/095218 https://sumita-m.hatenadiary.com/entry/2020/05/16/152546 https://sumita-m.hatenadiary.com/entry/2020/12/20/094111 https://sumita-m.hatenadiary.com/entry/2023/01/22/133511 https://sumita-m.hatenadiary.com/entry/2023/10/03/110558
*2:See https://sumita-m.hatenadiary.com/entry/2023/03/03/094712