鷲鮫

Via https://nessko.hatenadiary.jp/entry/2021/03/19/191027

AFP「翼のような胸びれ持つ「イーグルシャーク」 太古の新種ザメ発見」https://www.afpbb.com/articles/-/3337561?pid=23175150
Gretchen Vogel*1 “This eagle shark once soared through ancient seas near Mexico” https://www.sciencemag.org/news/2021/03/eagle-shark-once-soared-through-ancient-seas-near-mexico
Thomson Reuters “Ancient 'eagle shark' had fins like wings” https://www.cbc.ca/news/technology/shark-with-wings-1.5956125


2012年に墨西哥で、9000万年前の白亜紀の鮫の化石が発掘されたが、新種の鮫であることが分かった*2。Aquilolamna milarcae或いはeagle shark. その最も目立った特徴は長い胸鰭のために体長よりも横幅の方が長いこと。また、「鷲鮫」という勇ましい名前とは裏腹に、水中をゆったりと揺蕩いプランクトンを飲み込んでいたと考えられる。
ところで、この容姿はサメというよりは殆どエイに近い。鮫は鰓が脇にあるのに対して、エイは鰓が腹にある。この「鷲鮫」の鰓も脇にあるということなのだろうか。進化論的には、エイがサメから分岐した*3。これは 分岐が起きる直前の種?

*1:See also https://sumita-m.hatenadiary.com/entry/2019/11/16/112001

*2:See eg. https://en.wikipedia.org/wiki/Aquilolamna

*3:See eg. いきもーる「エイってどんな生きもの? 実はサメから派生したらしい…?」http://ikimall.ikimonopal.jp/blog/post-1448/