濱野彰親

時事通信の記事;


挿絵画家の濱野彰親さん死去
8/14(金) 11:41配信

時事通信


 濱野彰親さん(はまの・あきちか、本名政雄=まさお=挿絵画家)*13日午後1時55分、誤嚥(ごえん)性肺炎のため東京都の自宅で死去、94歳。

 東京都出身。葬儀は近親者のみで済ませた。喪主は妻麗子(れいこ)さん。

 戦後に勃興した「カストリ雑誌」に始まり、新聞、雑誌などで小説の挿絵を描いた。松本清張の「黒革の手帖」、山崎豊子の「大地の子」など、多数の大物作家の作品で挿絵を手掛けた。1975年に講談社出版文化賞(さしえ賞)受賞。日本出版美術家連盟元会長。 
https://news.yahoo.co.jp/articles/6d36323a6cb7cd8d5ae14fd3c63083f911f769d2

濱野氏については、


根本圭助「戦後文学を彩った濱野彰親の挿絵」http://www.matsuyomi.co.jp/showashi/showashi_BN_221.html


が詳しい。「川上宗薫」というのはいまだメジャーなメディアでは言及が憚られる名前なのか!
小説の挿絵というのは、単行本さらには文庫本になる際には、多くの場合、削られてしまう。何が言いたいのかといえば、挿絵画家の印象の強弱或いは認知度というのは、小説の享受の仕方、雑誌掲載時に読むのか、それとも単行本になってから読むのかに関係しているんじゃないかということだ。