NHKの報道;
「聖火リレー」のゴールは勿論東京の国立競技場だ。ところで、最近では新型コロナウィルス禍のための「延期」や「中止」の可能性も公然と語られ始めている*1。最終ランナーが国立競技場に入場しようよしても開会式が「延期」のために入れないという光景を想像してしまった。「延期」になったら、聖火リレーも「開会」するまで延長されるのだろうか。日本列島を一周してしまったら、今度は世界一周を目指するのだろうか。地球を何周すればゴール(「開会式」)に辿り着けるのか。永遠の聖火リレー?
東京オリンピック 聖火が日本到着 宮城 東松島
2020年3月20日 9時56分
東京オリンピックの聖火をギリシャから運んできた特別輸送機が、20日午前9時半すぎ、宮城県の航空自衛隊松島基地に着陸し、聖火が日本に到着しました。午前11時すぎから、聖火の到着を祝う式典が行われる予定です。
東京オリンピックの聖火は、今月12日にギリシャのオリンピアで採火され、19日、アテネで開催都市の東京に引き継がれました。
日本時間の19日夜、アテネを出発した聖火を載せた特別輸送機は、強風のため当初の予定よりおよそ1時間半早めて、20日午前9時半すぎ、宮城県東松島市の航空自衛隊松島基地に着陸し、聖火が日本に到着しました。
松島基地では、午前11時すぎから聖火の到着を祝う式典が行われる予定です。
式典では、柔道の野村忠宏さんとレスリングの吉田沙保里さんの2人がタラップをのぼって組織委員会の職員から聖火のともされたランタンを受け取ります。
そしてこのあと聖火が聖火皿に点火される予定です。
上空では、航空自衛隊の飛行チーム「ブルーインパルス」がオリンピックのシンボルマークである5つの輪を描き聖火の到着を祝うことになっています。
聖火は「聖火皿」に
特別輸送機で運ばれてきた聖火が点火される聖火皿は、トーチと同じ桜の花をモチーフにしたデザインで、トーチの上部だけを切り取ったような形をしています。高さおよそ1.5メートル、重さはおよそ200キロあり、燃料にLPガスを使っています。
素材で使われているアルミのおよそ30%は、復興や持続可能な社会の実現につなげようと、東日本大震災で被災した岩手、宮城、福島の仮設住宅の廃材から再利用しています。
聖火皿は、到着式だけでなく、復興の火の展示にも使われるほか、聖火リレーのそれぞれの日に行う出発式や最後に行うセレブレーションなどでも使われる予定です。
前回東京五輪で聖火は
前回、1964年の東京オリンピックの聖火は今回とは全く違った形で日本に運ばれました。
前回の東京大会の聖火は、8月21日にギリシャで採火され、翌22日にアテネから特別輸送機で飛び立ちました。
今回のようにギリシャから日本に直接到着するのではなく、トルコ、レバノン、イラン、パキスタン、インド、当時のビルマ、タイ、マレーシア、フィリピン、香港、台湾の合わせて11の国と地域の中継地を経て、9月7日に返還前の沖縄に届けられました。
そして、沖縄で聖火リレーが始まり、アメリカの統治下にあった人々に熱狂的に迎えられました。
このあと、沖縄から鹿児島、宮崎、北海道に運ばれ、4つのコースに分かれて全国を回りました。
そして最後は東京に集められ、開会式が行われた10月10日に皇居前から国立競技場まで最後のリレーが行われました。
https://www3.nhk.or.jp/news/html/20200320/k10012341541000.html
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