Ric Ocasek

Kory Grow “Ric Ocasek, Cars Singer Who Fused Pop and New Wave, Dead at 75” https://www.rollingstone.com/music/music-news/ric-ocasek-cars-dead-obituary-884792/
Elizabeth Joseph and Theresa Waldrop “Ric Ocasek, lead singer of The Cars, dies of heart disease at 75” https://edition.cnn.com/2019/09/15/us/ric-ocasek-the-cars-lead-singer-death/index.html
Garth Cartwright “Ric Ocasek obituary” https://www.theguardian.com/music/2019/sep/16/ric-ocasek-obituary


カーズ*1のリード・ヴォーカリストだったリック・オケイセック*2が現地時間9月15日、紐育の自宅にて心臓の動きを止めた。享年75歳。
(私にとっては)リック・オケイセックのひょろ長い容姿がその特異な存在感の素だったのだけど、彼が創ったカーズの音楽というのは1980年代文化の軽薄でクールでマニック(躁的)な側面を象徴していたように思う。カーズのデビュー・アルバムやセカンド・アルバムの『キャンディ・O』*3は1970年代に出ているけれど、そのときは気づかなかったものの、既に1980年代的な音楽だった。ところで、カーズの音楽を聴くと、(これまた1980年代と切っても切り離せない)奥平イラのイラストレーションを想起してしまう。まあ直接の関係は全くないけれど。さらに後になってカーズについての記憶が活性化されたのは、アニメ映画『カーズ2』*4を観たときだろうか。ライトニング・マックイーンが東京に乗り込むシーンで1985年のヒット曲「ユー・マイト・シンク」が使われた。もっともカーズのオリジナルではなく、オケイセックの弟子筋ともいえるウィーザーによるカヴァーだったけれど。

Cars

Cars

Candy-O by Cars (1992-05-13)

Candy-O by Cars (1992-05-13)