Fax man

承前*1

朝日新聞』の記事;


表現の不自由展に脅迫ファクス送った疑い、会社員を逮捕

田中恭太、山本知佳 2019年8月8日00時40分


 国際芸術祭「あいちトリエンナーレ2019」の企画展「表現の不自由展・その後」の展示に対し、ファクスで脅迫文が届いた事件で、愛知県警は7日、同県稲沢市稲沢町の会社員堀田修司容疑者(59)を威力業務妨害容疑で逮捕し、8日未明に発表した。「間違いありません」と容疑を認めているという。

 県警によると、堀田容疑者は2日、会場がある愛知芸術文化センター内のファクスに、企画展に展示されていた慰安婦を表現した少女像について「大至急撤去しろや、さもなくば、うちらネットワーク民がガソリン携行缶持って館へおじゃますんで」などと記した文書を送り、トリエンナーレの展示の一部を中止させるなどして業務を妨害した疑いがある。

 県警東署が県からの相談を受け、6日に被害届を受理していた。

 捜査関係者によると、捜査の過程で、愛知県一宮市内のコンビニエンスストアから送られたことが判明。防犯カメラの捜査などから堀田容疑者が浮上したという。
(後略)
https://www.asahi.com/articles/ASM8777BYM87OIPE028.html

また、『中日新聞』曰く、

2019年8月9日 09時00分


脅迫ファクス、容疑者のトラックから文書押収 トリエンナーレ不自由展
 愛知県で開催中の国際芸術祭「あいちトリエンナーレ2019」で、旧日本軍の慰安婦を象徴する少女像を展示した「表現の不自由展・その後」が中止に追い込まれた事件で、威力業務妨害容疑で逮捕されたトラック運転手堀田修司容疑者(59)=同県稲沢市=が使うトラック内から、県警が少女像を撤去するよう脅す文書を押収したことが捜査関係者への取材で分かった。

 捜査関係者によると、堀田容疑者は「少女像の展示が許せなかった。ガソリンをまくつもりはなかった」と供述し「ガソリンや携行缶は用意していなかった」と説明しているという。県警は展示に強い不満を持ち、この文書を会場の愛知芸術文化センター名古屋市東区)にファクスで送ったとみて調べる。

 県警は8日、堀田容疑者が勤める同県一宮市の運送会社営業所を捜索。会社関係者は「10年以上勤めているが、無遅刻無欠勤で同僚や取引先とのトラブルもない。勤務態度も真面目だった」という。堀田容疑者宅近くに住む男性は「ここ数年、朝鮮半島や社会についての不満を大声で言っているのが自宅から聞こえてきた」と話した。

 堀田容疑者は2日、同センターに、人形を撤去しないとガソリン携行缶を持って会場へ行くとの手書き文書をファクスで送り、展示を中止させたとして逮捕された。

中日新聞
https://www.chunichi.co.jp/s/article/2019080990085950.html

私と略同年代というのも軽いショック。香山リカさん*2曰く、

アラフィフってかアラ還(暦)だよね。ファックスおやじ、私と同じ59歳でホント恥ずかしい。サブカルさんざん楽しんで、正規の職も得て、バブルの恩恵も受けて、他の世代に比べ人生イージーモードで60近くまで生きてきて結局これか、って。遊び気分ネタ気分のままの人多いんだよね。私も自戒せにゃ
https://twitter.com/rkayama/status/1159438384546238465
自分の人生「イージーモード」だったとは必ずしも思わないけれど。また、「ファックスおやじ」が「遊び気分ネタ気分のまま」だったのかどうかはこれから検証されるべき問題。