「「大山」(だいせん/おおやま)と「誉田」(こんだ/ほんだ)」https://kojitaken.hatenablog.com/entry/2019/05/16/090538
取り敢えず「大山」について。漢和辞典(『新字源』)を見ましたけれど、「山」を「せん」と念むのは呉音、「さん」と念むのは漢音。
仏教では呉音を使うことが多いわけですが、成田山、比叡山、高野山、何れも「さん」。「せん」は、ぱっと思いつく範囲だと、ヒンドゥー=仏教的なコスモロジーにおける世界の中心たる「須弥山」(しゅみせん)*1くらいでしょうか。須弥山関連だと、有頂天とか金輪際とかけっこう頻繁に使う熟語もあるのですが。
定方晟『須弥山と極楽』をマークしておきます。
- 作者: 定方晟
- 出版社/メーカー: 講談社
- 発売日: 1973/09/26
- メディア: 新書
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