兎/猫/犬

依然としてrabbitとhareの区別はよくわからないのだった*1

波多野裕文「うさぎへの生成変化」https://hatanohirofumi.hatenablog.com/entry/2019/02/03/135105


曰く、


うさぎは犬や猫と比較すると、圧倒的に何を考えているかわからない。警戒心はあるが心を許していないというわけではない、興味はあるが積極的に関わりたいわけではない、という複雑な気持ちのありように自ら引き裂かれたように謎の動きをしたり、じっとしていたりする。あるいはそれもこちらの深読みにすぎないのかもしれないが、いずれにせよ、よくわからない。

 そうすると、犬や猫の感情表現のなかに人間に似たものを見出し、そこに同一化することで愛着を持つというメカニズムは自然と発動しにくく、人間の立場からの安易な同一化を拒否し、うさぎ性の保持によってのみ飼い主を魅了しているということになる。

なるほど。ただ、ここで謂うところの「うさぎ性」というのは〈犬性〉との対比で謂われる〈猫性〉に近いような気もする。