40周年

加賀直樹*1「月刊「ムー」40周年記念展を開催! 編集長が語るオカルトとの距離感」https://book.asahi.com/article/11870143
ORICON NEWS「編集長が語る『ムー』40年の歴史」https://www.asahi.com/and_w/interest/entertainment/CORI2121375.html


学研が発行する雑誌『ムー』*2は今年で創刊40周年。それを記念して、『創刊40周年記念 ムー展』も開かれている。上の記事は、どちらも『ムー』の5代目編集長・三上丈晴氏へのインタヴュー。特に、book.asahi.comのインタヴューでは、『ムー』という雑誌が学研という会社の中でどのような脈絡から誕生したのかが語られていて、興味深い。そういえば、バミューダ・トライアングルというのを初めて知ったのは(たしか)『5年の学習』の附録だったと思う。『コース』の「オカルト読み物」が好評だったので、独立したオカルト雑誌を創刊しようという話になったということ*3
ただ、『ムー』を中心とする1980年代のポップ・オカルティズムがオウム真理教と同時代的に共振していたこと、さらにその影響はオウムの自滅後も(例えば)21世紀の「小沢信者」(の一部)にまで及んでいるということに少しくらいは言及していただきたかった。

*1:See also http://d.hatena.ne.jp/sumita-m/20180705/1530762244

*2:See also http://d.hatena.ne.jp/sumita-m/20091203/1259851871 http://d.hatena.ne.jp/sumita-m/20090727/1248621251 http://d.hatena.ne.jp/sumita-m/20110801/1312219747 http://d.hatena.ne.jp/sumita-m/20120207/1328623686 http://d.hatena.ne.jp/sumita-m/20180725/1532473014

*3:私の記憶だと、小学校段階では学研(『学習』と『科学』)は、ライヴァルの小学館を引き離して、一人勝ち状態だったけど、中学以降では、旺文社(『時代』)の方が断然優位だったような気がする。