後輩トーク

週刊新潮WEB取材班「小池百合子の“カイロ大首席”は嘘? イスラーム学者・中田考が語る「彼女は中東人」」https://headlines.yahoo.co.jp/article?a=20171012-00531439-shincho-pol


中田考*1小池百合子カイロ大学における後輩だったのだ。


「小池さんは文学部の社会学科で、私は哲学科です。世代も上ですから、小池さんと学生生活が重なってはいません。彼女の存在を知ったのも『ワールドビジネスサテライト』(テレビ東京)のキャスターになられてからで、直接の面識もないんです。ただ、カイロにあった小池さんのお父さんのお店には月1回ほど行っていましたね」
百合子の父、小池勇二郎について*2

“小池さんのお父さんのお店”とは、小池氏の父・勇二郎氏が営んでいた日本料理店「なにわ」だ。

「白いご飯やみそ汁と言った家庭的な料理を出し、お寿司もありましたかね。エジプトにはジャポニカ米があるんですよ。当初は2、3階建ての店舗でしたが、途中で現地のヒルトンホテル内に移転したと記憶しています。料理はお世辞にも美味しいとはいえませんでしたが、当時カイロには日本料理屋が3軒ほどしかなかった。現地の方々が利用するには高いお店で、日本人の商社マンがよく使っていましたね。私は日本の駐在員にアラビア語を教える家庭教師をやっていたので、たまには顔を出せました」

 勇二郎氏は既に亡くなっているが、料理店を営む前には石油卸売の会社を経営しており、中東にもたびたび足を運んでいたと見られる。

「勇二郎さんは気さくな人でした。野球が好きで、在エジプト日本人の野球大会があると顔を出していました。私は興味がなかったので参加しませんでしたが……。私に勇二郎さんを紹介してくれたのは、斉藤積平さんという、戦前にアフガニスタン日本大使館で外交官をしていた、日本と中東をつなぐドンのような人。戦後は石油絡みの企業にいて、勇二郎さんとのつながりはここにあったのでしょう。勇二郎さんと斉藤さんは、店で“今の日本の政治はつまらん”とか“中曽根には志がない”とか、政治の話をしていましたねえ」

これは上西小百合が「たぬき」と評したところに通じるか*3

(前略)中田氏は彼女を考える上で、カイロ大学というアラブ・イスラーム世界の出身者である点が重要だと説く。

「中東人の発言というのは、すべて“ポジショントーク”なんです。小池さんはそれを日本に持ち込んだ人。言ってしまえば、小池さんは中東人なんですよ。本来“ポジショントーク”というのは経済用語らしいですが、この場合は自分に有利な話ばかりをするという意味です。そこは彼の地ゆえの争いの多さ、一言でも失言すれば死んでしまう状況が育んだ気質です。たとえば、“イスラーム国について現地の声を聞きたい”とテレビ局の人間が来れば、現地の人はイスラーム国の悪口をいう。その場ではインタビューの意図を察し、話すわけです。でもこれはマスコミを前にしたときのポジショントークであって、本音ではない。そもそも彼らに本音なんてないんです。日本人の感覚からすれば理解しがたいかもしれませんが……」