「方舟」

朝日新聞』の記事;


ビルの谷間に巨大風船?実は… ポリ製、500人収容可

遠藤啓生

2017年9月14日13時23分


 巨大な風船のような形をした移動式コンサートホール「アーク・ノヴァ」*1が14日朝、東京・六本木の高層ビル群の谷間に登場した。

 高さ18メートル、幅30メートルのポリエステル製で約500人が入ることができる。東京ミッドタウンの芝生広場で、午前8時から空気を送り始め、1時間半ほどかけて紫色の会場が立ち上がった。

 建築家の磯崎新*2とイギリス人彫刻家のアニッシュ・カプーア氏*3による制作。スイスの世界的音楽祭「ルツェルン・フェスティバル」を開催している欧州の演奏家らが東日本大震災からの復興を願い、企画した。2013年から15年にかけて、宮城県松島町や仙台市福島市で演奏会場となってきた。

 内部の一般公開は20日から24日までと、30日と来月1日。1日と2日、4日にはコンサートが開かれ、入場料の一部が、被災地の音楽振興のため福島市に寄付される。(遠藤啓生)
http://www.asahi.com/articles/ASK9F7QSFK9FUQIP04Q.html

オリジナルの記事には動画が添えられている。
2013年の記事;


Priscilla Frank “‘Ark Nova,’ The World’s First Inflatable Concert Hall, To Tour Earthquake-Devastated Japan” http://www.huffingtonpost.com/2013/09/30/ark-nova_n_4016731.html *4


ところで、arkは漢字で書けば「方舟」。「方」を英語に戻せばsquareになる。四角の船或いは角張った舟。ということで、このぶにゃぶにゃして丸みを帯びたシェイプとはちょっと齟齬があるんじゃないかという気もした。まあarc(弓)ということなら、丸みを許容するけれど。
さて、舫はハコブネとは全く関係ないが、とにかく角張った舟ではある。蓮舫というのはとても優雅な名前で、蓮の葉を掻き分けながら舫がゆっくりと進んでいくさまが常にイメージされる。