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横田尚哉「アマゾンにはない書店の魅力とは?」http://www.asahi.com/and_M/articles/SDI2017060772891.html


少し切り抜き;


では、書店の魅力とは、どういうものでしょうか。

 決定的な違いは「現物」です。書店には、数は限定的だが現物があり、手にとって見ることができるけれど、アマゾンでは、現物を手に取ることができません。つまり、現物の《魅力を引きだす》コトができれば生き残ることができるし、できなければネット通販にのまれてしまうということです。

 《現物を手にする》コトで得られる効用は、たとえば箔(はく)押しや凹凸加工された《表紙を鑑賞する》楽しみであったり、《紙質を確かめる》狙いだったり、《読書感を味わう》メリットなどでしょうか。ということは、「手にとってみる」「ちょっと読んでみる」のができるのが、書店です。

 店内を回ると、書籍との《偶然の出会いを楽しむ》コトや、自分の中に眠る《新たな興味を見つける》コトができます。さらに、ラインナップを見れば《売れ筋を知る》コトも出来るし、《時の変化を感じる》コトも可能です。

 単に《書籍を買う》トコロと捉えないで、ネット通販にはない別のファンクションを知り、それを最大限に発揮する店作りができれば、とても面白く魅力的な書店になるし、これが生き残れるかどうかの分かれ目だと思います。

たしかに。
ところで、アマゾンは一昨年から「リアル書店」に進出しているのだった*1