烏の頭も信心から?

東京の城北中央公園で烏が一遍に大量に死ぬということがあったばかり*1

朝日新聞』の記事;


神戸の中学校にカラス頭部 97年の事件では児童の遺体

2017年4月10日12時08分

 9日午後0時40分ごろ、神戸市須磨区の市立中学校で、体育館裏にある木の枝にカラスの頭部が刺さっているのを男子生徒が見つけ、教諭を通じて兵庫県警須磨署に通報があった。

 付近にカラスの血痕や胴体は見つかっておらず、頭部の切り口も直線的なため、同署は人為的に切断された可能性があると見て、建造物侵入などの疑いで調べている。10日は始業式があり、同校周辺に警察官を配置して警戒に当たった。

 この中学では1997年に起きた連続児童殺傷事件で、殺害された児童(当時11)の遺体の一部が置かれていた。
http://www.asahi.com/articles/ASK4B3TG9K4BPIHB00P.html

やはり神経質になるのは、酒鬼薔薇聖斗*2所縁の血もとい地だからだろうか。
不謹慎な話だろうけど、私は鰯の頭も信心からという諺を思い出してしまった。この諺は鰯の頭を魔除けのために柊に突き刺しておくという民間信仰をからかったもの。魔除けのために烏の頭というのはあるのだろうか。まあ、『アングリー・バード』なら緑豚の仕業ということになるのだろうけど。「柊鰯」について、Wikipediaの記述;

平安時代には、正月の門口に飾った注連縄(しめなわ)に、柊の枝と「なよし」(ボラ)の頭を刺していたことが、土佐日記から確認できる。現在でも、伊勢神宮で正月に売っている注連縄には、柊の小枝が挿してある。江戸時代にもこの風習は普及していたらしく、浮世絵や、黄表紙などに現れている。西日本一円では節分にいわしを食べる「節分いわし」の習慣が広く残る。奈良県奈良市内では、多くの家々が柊鰯の風習を今でも受け継いでいて、ごく普通に柊鰯が見られる。福島県から関東一円にかけても、今でもこの風習が見られる。東京近郊では、柊と鰯の頭にさらに豆柄(まめがら。種子を取り去った大豆の枝。)が加わる。

また、奈良県吉野町では、一本だたらを防ぐため節分の日にトゲのある小枝に焼いたイワシの頭を刺して玄関に掲げるという。

鬼を追いはらう臭いを立てるために、ニンニクやラッキョウを用いることもある。
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E6%9F%8A%E9%B0%AF

「関東一円」の人間ではあるけど、「柊鰯」を生で見たことはない。
See also


「節分のいわし(鰯)ひいらぎ(柊)の由来(いわれ)や意味は?飾り方も」http://ami-diary.net/setsubun-hiiragi-iwashi-3037
「節分にいわしとヒイラギを飾る由来!鬼の正体も知っとく!?」http://siritakatta-info.com/archives/2442.html