落ちた自慢の話

腹BLACK*1「【悲報】同志社大学の新入生LINEグループ、国立落ち自慢で荒れる」http://netgeek.biz/archives/93804


曰く、


同志社大学の新入生LINEグループがヤバイことになっているというリークが飛び込んできた。一部の新入生にとって「自分は私立専願ではなくあくまで国立落ち」というのが重要なアイデンティティのようだ。

まずはじめにする自己紹介は国立落ちということ。関西では京大、阪大のすべり止めとして関関同立を受験する人が多い。国立受験組と私立専願組では必要科目数が違うため、当然ながら国立受験組のほうが格上とされる。
高校1年の時を思い出した。当時千葉県では〈学校群制度〉というのを行っていた。似たような制度は東京にもあった(というか東京で先行して行われていた)のだが、東京の場合とは違って、出願時に希望校を書いて、入試の成績が希望校毎の上位20%に入るとそのまま希望校に入ることができ、それ以下の場合はランダムに入学する高校が割り振られるということになっていた。私は〈第二学校群〉というのを受けた。この群を構成していたのは私の母校のほかに、(野田佳彦の母校である)船橋、(野田佳彦の実家の近所にある)薬園台薬円台、(谷沢健一の母校である)習志野、八千代、船橋東だった。或る程度以上の偏差値の奴は大抵船橋か薬園台薬円台を第一希望にしていた。私も上位20%に入り損ねて抽選に回されたのだが、高校に入ると、初対面の相手に(お互い)何処落ちたの? と訊くことが多かったように思う。でも、そういうのが会話のトピックとして成り立ったのはせいぜい夏休み前までだった。大学に入った時も、こういう〈落ちた自慢〉があってもよさそうだったのだけれど、した記憶もされた記憶も殆どない。あまりに痛すぎるということを自覚していたのだと思う。そういえば、東京大学出身の某先生が皆さんは或る種の「落武者」でして云々という発言をしたことがあったのだが、それ以降、その先生の評判が下降してしまったということがあった。