67歳と69歳

朝日新聞』の記事;


「寒さでイライラ…」コンクリ片投げ、窓割った疑い

2017年2月3日12時05分

 コンクリート片を投げて公共施設の窓を割ったとして、警視庁深川署は、住所不定、無職の斎藤敏美容疑者(67)=建造物侵入の罪で起訴=を器物損壊などの疑いで再逮捕し、3日発表した。「散歩中に寒さでイライラが募った。イライラを解消しようと思ってやった」と述べ、容疑を認めているという。

 署によると、斎藤容疑者は昨年12月23日午後6時半ごろ、東京都江東区潮見1丁目の区清掃事務所の敷地内に侵入。重さ約2・5キロのコンクリート片を投げ、事務所1階の窓ガラス1枚を割った疑いがある。

 江東区内では昨年12月、公共施設を中心に、建物の窓ガラスが割られる事件がこの他に24件起きており、署が関連を調べている。
http://www.asahi.com/articles/ASK233G73K23UTIL00M.html

先ず思ったのは、そう都合よく「重さ約2・5キロのコンクリート片」が道端に落ちているものなのだろうかということ。また、「寒さでイライラが募った」ということと「コンクリート片を投げ」て硝子を割るということの関連がよくわからなかった。寒いと筋肉は縮こまってしまう。尾崎豊*1が好きだったのだろうか。或いは、一応〈団塊〉のようなので、昔取った杵柄というノリだったのだろうか。『初級革命講座飛龍伝』!*2
初級革命講座飛龍伝 (角川文庫 緑 422-2)

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証明写真機のカーテン盗んだ疑い 自宅から100枚押収

2017年2月2日20時43分

 証明写真機のカーテンを盗んだとして、岐阜県警多治見署は2日、同県土岐市泉町の中日新聞販売所アルバイト石井孝和容疑者(69)を窃盗容疑で逮捕し、発表した。容疑を認めているという。

 署によると、石井容疑者は昨年9月19日未明、同県瑞浪市内の書店の屋外に設置された証明写真機のカーテン(幅約70センチ、長さ約120センチ、5千円相当)を刃物で切断し、盗んだ疑いがある。署は石井容疑者の自宅からカーテン約100枚を押収した。

 2015年6月ごろから瑞浪、土岐、多治見の近隣3市で同様の被害が相次ぎ、被害を受けた業者が防犯カメラを設置したところ、犯行の様子が撮影されていたという。
http://www.asahi.com/articles/ASK225VDXK22OHGB00V.html

要するに、「証明写真機のカーテン」をコレクションしたいという欲望が芽吹いたということなのだろうか。それが1枚5000円するということは初めて知った。「カーテン」だけ売ってくれる筈はなく、コレクションの欲望を充たすには盗むしかないということだったのだろうけど、何故「証明写真機のカーテン」なのかという答えは、この石井さんの69年のライフ・ヒストリーの中にあるわけだ。是非とも、中日新聞にはその答えを気長に探っていただきたいものだ。